文学の森<br> 助っ人マスター

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文学の森
助っ人マスター

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  • サイズ B6判/ページ数 260p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784577045756
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8097

出版社内容情報

小5の伊藤砂羽は、頼まれごと引き受ける「助っ人マスター」係。頼まれるとイヤとはいえないけど、マラソン大会に出場なんて!?

内容説明

あたし、伊藤砂羽。五年一組で助っ人マスターっていう係をしている。クラスのみんなや先生からの頼まれごとを引き受ける係だ。あたしは、頼まれるとイヤとはいえない。だけど…クラスでもビリから二番目のあたしがマラソン大会に出場なんて!?

著者等紹介

高森美由紀[タカモリミユキ]
1980年、青森県生まれ。地元で勤務しながら創作活動に励む。第15回ちゅうでん児童文学賞大賞受賞作「咲くんだ また」が『いっしょにアんべ!』(フレーベル館)として、2014年に出版、翌年、第44回児童文芸新人賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ベーグルグル (感想、本登録のみ)

43
タイトルに惹かれて手に取りました。助っ人マスターという学校の係。それは何でも屋のようなもので、クラスや担任からも頼まれたら嫌と言われたら断れないようなもの。それってどうなんだろうと疑問でしたが‥。複雑な家庭環境、そして苦手なマラソン大会に押し付けられて出場する事になったけれど、少しずつ心も体も成長していく砂羽ちゃんが微笑ましかったです。これからは本当の家族として過ごせますように。2019/11/12

むつこ

25
お弁当屋さんを営むお家の小学5年生の女の子が主人公。スポーツジムのインストラクターをしている女性と再婚し、3人で暮らし始め、学校では「助っ人マスター」という他人がやりたくないことを頼まれたら「やる」係になる。その中でも運動が苦手なのにマラソン大会に出場するハメになり練習を開始。イヤだったのにどんどん上達し楽そうな姿、お父さんが入院、再婚相手と二人で過ごすドキドキ感、子供の成長がほほえましい。再婚相手・ルミのバランス感覚がイイ。2023/01/20

土瀝青

11
図書館本。いいなぁ。不安なことにも、苦手なことにも、迷いにも、あまり投げやりにならなかった主人公の彼女なりの向き合い方がいじらしいような、たくましいような。少し角度を変えて見れば、張り詰めたようなぎゅっとした寂しいという思いもあった。小学生だからとか、子どもなのにとかは関係なく共感してしまった。彼女をとりまく人たちにもです。2018/02/19

アキナ

10
過去のトラウマにより、人からされた頼み事は断れなくなってしまった砂羽。クラスメイトから便利に利用されているだけと気付いても、嫌われたくなくてどうにも出来ない。父の再婚により現れた新しい女性のこともなかなか受け入れられない。けど、勢いだけなのかというルリさんもやっぱりちゃんと大人で、パワフルさの裏には砂羽との距離を計ってる部分があったのだなと、和解シーンには涙腺が緩みました。良平もバカだけどバカだからこそ単純で可愛かったです。しかし助っ人マスターなんてクラスの雑用押し付けられ係、実在していませんように。2018/01/24

だいきち

7
しっかりしてるんだけど、欠点もあって、人間っぽさがある主人公の砂羽ちゃん。登場人物に味があって、リアル。脇役ながらも存在感がどっしりしている良平。笑ったり泣けたりしました。最後は清々しい!2017/12/22

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