内容説明
「だって、わたしはおばあちゃんだもの」それが、くちぐせのおばあさん。でも、99さいのおたんじょうびに、ねこがかってきたろうそくは、たったの5ほん。つぎのひ、おばあさんは…。30年間愛され続けたロングセラー。全国学校図書館協議会選定図書。
著者等紹介
佐野洋子[サノヨウコ]
1938年、北京に生まれる。武蔵野美術大学卒業後、1967年から1年間、ベルリン造形大学でリトグラフを学ぶ。1975年、「おじさんのかさ」(講談社)でサンケイ児童出版文化賞推薦、以後受賞作は多数。エッセイ「神も仏もありませぬ」(筑摩書房)で小林秀雄賞受賞、2003年紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
130
歳だから…なんて言い訳しないで、いつも心に5歳の気持ちを持っていたい。前向きになれる一冊でした。2021/07/29
紫 綺
122
5才のネコともうすぐ99才のおばあさんのお話。だって年寄りだもんと言い訳ばかりで、保守的なおばあさん。ネコのある事件をきっかけに積極的に、人生が楽しくなる。要は気の持ちようっていう絵本。お年寄りへの読み聞かせにいいかも。2015/11/08
藤月はな(灯れ松明の火)
86
子供と一緒に大人に読んで欲しい絵本。大人は自分の可能性を勝手に決めて年齢や状況を理由に勝手に諦めがちです。でも今日という一日は今日という日しか味わえません。今を思いっきり、楽しみましょう。2015/05/01
s-kozy
76
本当は何かを諦めるのに年齢は理由にならない。きっかけがあればいつだってそこが新たな始まり。気持ちさえあればスタートを切れる、そう実感する、そんな40代(おばあさんは99歳)。文章と絵のバランスがいい素敵な絵本です。2015/09/30
パフちゃん@かのん変更
70
だってわたしは98さいだから・・・なんでも尻込みしていたおばあさんが、99歳の誕生日にローソクが5本しかなくて、5歳になってしまった。すると、5歳の私は、身軽でいろんなことに挑戦できてとっても楽しい。でも、おばあさんケーキの作り方は覚えているよね?とてもかわいらしい雰囲気で気に入りました。2016/07/22