内容説明
ミステリ界の2大栄誉MWA・PWA両賞に輝く、マット・スカダーシリーズ最新作。年に一度、秘密の会を催す男たち。なぜか彼らは相次いで謎の死を遂げていく…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タナー
8
年に一度。5月の第一木曜日に集まり、酒を酌み交わし、自分の身に起きたことを報告し合い、亡くなったメンバーに祈りを捧げる男たちの会。その存在を知っているのは会員のみ。長年続いているその会のメンバーが、相次いで謎の死を遂げている?そんな懸念をいだいた会員のひとりが、マットに相談を持ちかけた。単なる偶然なのか、あるいは連続殺人か。マットは地道な調査にのり出すのだが....。 最後に明かされる意外な真実。そして意外な犯人とは?最後に犯人に下される"正義"が、いかにもこのシリーズらしい。久々の再読。2022/05/15
tai65
4
星5つ2022/11/01
yi120
3
追う側が徐々に犯人に迫るパターン、一つの事柄で一気に詰め寄るパターン、後者の本作ですがストーリーテラーとしてブロック作品やはり面白い。犯人の動機が無茶ブリな気もするがそれを感じさせない綴り方。サブキャラ達も良い隠し味。シリーズを順不同で読んでいるのでスカダーの老いを感じない(笑)ラストのきついお仕置きも有りかと。あとがきのTJの件はごもっとも。 2023/01/25
負け猫
3
今回は死を共有する不思議な会で依頼を受ける老いぼれ熊さんの話。終盤から一気におもしろくなった。未亡人との浮気やら齢55歳のふらついた状態も描かれ、ただし恋人エレインとは結婚するわけで、スカダーの人間くせーのもよく書かれてるんじゃないでしょうかね?完璧じゃないのを見せたいのだろうね。2011/11/25
竜
3
しぶい2010/11/14