内容説明
白樺林の奥、広大な敷地に建つ由緒ある全寮制の男子校―私立天王寺学院。厳かな雰囲気漂う礼拝堂、すべてをとりしきる軍隊なみの寮会…世俗から隔絶されたようなこの学校に、ある日、とんでもない転校生が現れた。それが加藤雅臣―すらりとした長身、切れ長の鋭い目、そして端正な顔立ちとは裏腹のルーズな服装。非常識で傲慢で傍若無人で、二言めには「うるせえっ犯すぞ」―憐れ、その欲望の対象となった新任教師、芹沢…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
レイタ
1
再読。ジュネは昔フジミが読みたくて買っていたのですが、確か覚えている限り当時人気作の一つがこちら。(私が読んだのは初版絵)寮の不良高校生×新任教師。同じゴーカンスタートな話として比べますが、フジミはエロが話のオマケなのに対して、こちらは常に押し倒されて流されるイベントがメインで、周りや受けはオマケです。加藤母(作者)の描く加藤萌え小説らしい。1巻を読む限り加藤はただのチンピラだけど、BLの原始的衝動は案外こんな感じなのかなあ…でも加藤は「犯すぞ」しか語彙がなく、さすがに原始的すぎるお…2013/12/23
うさみみ
0
2016/07/28,e34