内容説明
3000万ドルの〈ナンバーくじ〉を当てたカメラマンがバスルームの浴槽で溺死していた。腕時計は8時4分をさして止まり、浴槽の縁にはバスオイルが付着していた。当夜、ハローウィン・パーティーを催していた叔父のもとにかかってきた被害者からの電話…。コロンボは宝石商の叔父に不審を抱き、その身辺を洗いはじめる―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥
100
一人コロンボ祭継続中。新刑事コロンボシリーズ。BSで放映のドラマを見た後に早速読んでみた。若きカメラマンが自宅の浴槽で転倒し溺死。彼には癲癇の持病があり、一見その発作による事故と判断されるが、そこに不審を抱いたコロンボは、いつのもように容疑者にしつこくつきまとう。今回のアリバイを崩す手段もお見事。そこには気がつきませんでした。人間は金を持つ者と、それにたかる者の二種類しか存在しない。浅ましい心を持つ犯人の最後の見苦しい罵り合い。大金はかくも人の心を惑わせるのか。★★★2016/04/17
Richard Thornburg
26
感想:★★★ 3000万ドルの<ナンバーくじ>を当てたカメラマンがバスルームの浴槽で溺死していた事件にコロンボが挑みます。 被害者が着けていた腕時計の止まっていた時間と、一見完璧な容疑者のアリバイ。 今回は何となく事件に至るまでの描写が細かかったように感じたので、コロンボがどこに目をつけて事件を追いかけていくのかが見えてしまったのは残念ですね。 2023/07/08
ぬぬよよ
7
チンパが良い働きしています。あと15冊あるので、少しづつ読み進めます。2023/04/11
有沢翔治@文芸同人誌配布中
7
フレディーは三千万ドルの宝くじが当たったが、折しも離婚調停中。このままだと慰謝料として半額を請求されかねない。宝石店の叔父、ラマールに泣きつくと、自分が買ったことにして、後日当選金を渡すと提案された。 しかし、これは当選金に目がくらんで、フレディーを殺害しようとする計画の一部だった。持病の癲癇に目を付け、入浴中に発作が起こったように偽装する……。http://blog.livedoor.jp/shoji_arisawa/archives/51514900.html2020/09/23
寒っ!!
6
杜撰な犯行。オチはすぐ読めるがコロンボなのでまあいいやと感じる。2016/12/24