内容説明
越前大野藩の無茶勘こと落合勘兵衛は嵯峨野典膳との死闘に勝つも深傷を負い床に臥した。一方、彼の親友で小姓組頭の伊波利三は、若殿松平直明の不行跡を諌言し、その激怒から職を解かれ謹慎処分を受ける身となった。暗雲が二人を包み、それはやがて藩全体に広がろうとしていた。大河ビルドンクスロマンの傑作シリーズ最新刊。
著者等紹介
浅黄斑[アサギマダラ]
関西大学工学部を卒業後、技術系社員として会社勤務の後『雨中の客』で第41回推理小説新人賞を受賞、文壇デビューを果たす。1995年『死んだ息子の定期券(他)』で第4回日本文芸家クラブ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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