内容説明
巻き貝の一種だが、模様と形状が複雑で、変異体が多く、しかも小さくて、種類も豊富。その色鮮やかさ、美しさから「海の宝石」とも呼ばれる―それがウミウシです。へんなやつ、でも、美しい。日本で初めての写真集。
著者等紹介
今本淳[イマモトジュン]
1967年4月19日生。神奈川県出身、奄美大島在住。日本貝類学会会員。奄美医療生活協同組合・本部勤務。コンピュータ・システムエンジニア(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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pino
94
あれ、ウミウシって、こんなに小さかった?派手なナマコみたいな生き物では?あれはアメフラシでした。勘違い。本のタイトルそのままに不思議な生き物です。形も色も想像を超えています。ポッテリ体形、ヒラヒラ優雅タイプ、2本のツノ?がニョッキリさん、体中がツノさん。縦じま模様、ドット柄、ひょう柄。色が、しゃれてる。これ着こなせる人、すごいよ。こんな不思議さんが海にいたんだね。誰かが言った。美しいモノは神様が作った。人間の為にって。そんな!ウミウシは海にいる。ただ、それだけ。泣けてきた。泣くなんて。アメフラシのしわざ?2012/09/13
紫 綺
76
ごめんなさい、ナメてました。こんなに綺麗でカラフルで不思議な生き物がいるなんて・・・。とてもこの世のものとは思えない!!オーソドックスな2~3種類しか知らなかったのですが、この本に載ってるだけで101種類、日本だけでも千種類以上のウミウシがいるのだそうです。この本を教えて頂いたtoyoaneさんに感謝です♪2012/08/12
海猫
67
写真が鮮明な上に、ウミウシがひたすらカラフル。しかもいろんな種類がいて、それぞれに模様が違うんだなあ。あと海水を透してる感じが涼しげで良いです。2019/08/03
はな
32
図書館本。娘が読みたいからと借りた1冊。ウミウシはどれもカラフルなものが多くてきれいだなぁと思いました。ただ、形はあまり可愛らしくない。娘は結構喜んでみていました。2015/08/12
TSUBASA
25
ウミウシが好きすぎて奄美大島に移住してしまった写真家によるウミウシの写真集。「なんでこんな色とか形になっちゃったの!?」というほど不思議な生き物ですわ。いやしかし癒される。それに和名が面白い。牛に似てるからって「モウサンウミウシ」とか、ズバリケーキに似てるからって「ブッシュドノエルウミウシ」とか。一番好きなネーミングは「シモフリカメサンウミウシ」ですけども。あとは著者のプチコラムも「へー」と思う。クリオネもウミウシの仲間なんですね。2015/05/09