二次元美少女論―オタクの女神創造史

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784576041247
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0095

内容説明

本書は、特定の仮想空間ないしはストーリー上における二次元美少女の存在意識を中心に考察し、二次元美少女進化のベクトルを探ることで、戦後日本人(特にオタク世代以降)の見えざる共通心性を浮彫りにする。さらには、二次元美少女の歴史を語る上で、もっとも重要でありながら、同時に一般の人々にとってもっとも理解しがたい同人誌や同人ビデオなどのアンダーグラウンド文化も正史として組み込むことで、より深い意味での現在の文化状況への影響を検証する。

目次

第1章 甲胄・パワードスーツ・触手
第2章 メカ美少女
第3章 美少女パイロット
第4章 格闘美少女
第5章 ヴァーチャル・アイドル
第6章 ゲーセンの美少女

著者等紹介

吉田正高[ヨシダマサタカ]
1969年、東京生まれ。早稲田大学卒業後、同大学院文学研究科博士後期課程を終え、現在は東京大学大学院情報学環コンテンツ創造科学産学連携教育プログラム助手。これまで主に、江戸・東京を中心とした都市文化と地域社会に関する文化史的研究を行なってきた。また、戦後のサブカルチャーの中でも、特にオタク系文化全般に関して独自の研究を続けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

結城あすか

4
美少女キャラのパターンが80年代に出尽くしていたというのがこの本のそもそもの前提であり、結論なんだけど、その論拠の大前提であるキャラクターのパターン分けそのものが80年代的なキャラクターにあわせたパターン分けでしか語られていないにょ。目盛が10cm単位にでしか付いてない物差しで0.1mm単位のものを測るのは困難だろうし、ましてや温度を測ることなんてのは不可能な話。それがこの本にも言えることだにょ。この本を現在の萌え系美少女キャラの系譜をまとめた本と見るには無理があるというのが正直なところだろうかにょ。2004/09/10

海野藻屑

0
どの美少女キャラも知らなかった。ユニークな本だと思うけど一般受けはしないかと。2017/07/01

LW

0
戦闘系美少女に関する歴史資料的なまとめと、美少女属性が出尽くした現状を憂う筆者の主張によって構成されている。 受けの広そうなタイトルの割には数種類の分野に限定して狭く深く語っているタイトル詐欺感は否めないし、個人的には出尽くしたと主張するところの属性が大雑把すぎて主張が妥当だともあまり思わない。 しかし、そういったやや独りよがりな構成も含めて「おたくの肖像」にでも出てきそうな古参おたくの情熱と知識を垣間見ることができる良書であると判じたい。人の数だけ意見があるのがおたくだ。2015/08/03

倒錯委員長(歩く大都会)

0
いわゆる「萌え要素」別に章だてして系譜を追っていく内容。にしても、その範囲が俗にいう「戦闘美少女」に限定されている意図がよくわからなかった。索引がついてるのでインデックスとして使えるのでは?2012/07/07

とんび

0
あんまり整理されてない。書きかけ感満載。さらにあんまりいい編集者がついてない。ダーティーペアて…ダーティペアですよー、基本ですよー。そんな感じ。2008/12/08

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