内容説明
被害者はみな廃屋に組んだ迷路を歩かされ、舌を切り取られていた―七年前サンフランシスコを震撼させた猟奇連続殺人。かつてこの事件で姉を失ったレーシーは、FBI捜査官となったいまも密かに犯人を追い続けていた。そんななかボストンで再び同様の事件が!レーシーは敏腕捜査官サビッチの協力を得て犯人を追いつめるが、封印した過去を解き放ち、みずから迷路の入口に立とうとしているとは気づくはずもなかった…全米ベストセラーの傑作ラブサスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アン
17
面白かった~!猟奇殺人事件とロマンス。怖いのか?それともロマンス重視なのか?と思いながら読んでみたらとっても両方のバランスが良かったです。犯人は見つかるもののヒロインの姉の事件は違うとか…犯人が嘘をついてるの?それとも別に犯人がいるの?と終盤までハラハラしました。うま~く他にも怪しい人物をちらつかせるし^^;ヒロインの家族問題有り過ぎ。その辺もこのシリーズで話出てくるのかな?そして一番のお気に入りはヒーローのサビッチ!素敵でした~❤ 続きの作品もサビッチとシャーロックが気になるので読みたいな♪2015/06/26
bibi
7
この作品は、ロマサスって言うより完全なサスペンスです。義兄が?母が?父が?どいつもこいつもキナ臭くて・・痩せすぎ一歩手前の華奢な身体のヒロインなのに、車で鈍器でナイフでと痛めつけられ過ぎるのも珍しい展開かも?犯人が早く判明拘束されたので、何かある!とは思ったけど・・サイコ親子のシーンは大丈夫って分かっててもハラハラしちゃった・・このくらいのバランスが一番面白いし好みかな・・これなら、男性でもOKですv2015/10/30
たまきら
7
コーンウェルほどの辛辣さはなく、適度に甘さが楽しめるFBIモノです。FBI職員は一般的に容姿が良い人が多いというのがアメリカでも定説ですが、魅力的な人がたくさん出てきて楽しいこと。この著者らしい会話のテンポの良さも楽しめます。「地獄の鬼編集者」であるだんなさんへの謝辞からずっと、吹き出しっぱなしでした。そう、怖いのに怖くない。グロイのに後を引かない。これ、結構すごいよね。よくできた娯楽小説として、ぜひ。2015/04/07
veri
7
ディロン格好良いー!やっぱり度量が広いヒーローは格好良い!ノンストップで戦い続けるシャーロックも格好良かった!こんな日常疲れるにも程があるだろうけれど、刺激に事欠かないストーリーでグイグイ読んでしまいます。次読むのが楽しみで仕方ない!2014/01/03
じょじょ
5
待ったかいがあった。もうごちゃごちゃな人間関係に エキセントリックな人多過ぎ。でも止まらなくて一気読み。続き読むにはまた待たなきゃいけないけど絶対読む。2022/06/18