内容説明
チャイコフスキーの幻想序曲“ロミオとジュリエット”が図書室から流れてくる。突如、響きわたった二発の銃声!射殺された会計事務所のオーナーは、IQの高い天才だけが入会を許される「シグマ協会」の主要メンバーだった。コロンボ警部は犯人の逃走経路に不審を抱き、現場に居合わせた8人の会員たちと推理合戦を繰り広げる…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
寒っ!!
5
ドラマになったコロンボもので一番記憶している作品。犯人のプライドを信じて罠をかけるコロンボ、それを受けた犯人がコロンボを高評価しているのがスカッとする。2016/07/26
Nine
5
福家警部補シリーズから流れてコロンボへ。訳者の円谷夏樹さんは、福家警部補の作者、大倉崇裕さんの別名義らしいですが、翻訳本でも、やっぱり読みやすい。コロンボシリーズの新作ドラマが観たくなってしまったけれど、ピーター・フォーク以外の人間に、コロンボが演じられるとは思えないんだよあなぁ…。2014/02/15
TEDDY曹長
3
コロンボシリーズのラストを意識させる作品で、とても好きな一作です。コロンボは普段は全く頭のよさを感じさせないのだけど、天才ぶりを発揮する一瞬一瞬の表情が良いですね。特にラストで追い込んでいく様子と、その理論の展開振りの冴え渡りはまさにコロンボ作品の中でも秀逸だと思ってます。個人的には最後のシーンで雨の中へ入っていくと言うのが好きなんだよなー。2014/01/11
五月病
3
私はコロンボの中ではこれが一番好き。
言音 / 放置気味…。
3
高IQ集団“シグマ協会”のメンバー達との知恵比べみたいなやりとりが面白い。 犯人の捕まり方が呆気ないのがちょっと残念。 最後のシーンのストックトンとのやりとりが面白い。 流石に証拠品使っちゃ駄目でしょ(笑)2012/08/13