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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アズル
24
実家から発掘。余白が多い感じがゆるくて良いですね。2016/07/15
S.Mori
16
大友克洋の初期短篇集。登場人物が一人一人丁寧に描かれていることに驚きます。漫画的な美男美女ではなく、どこにでもいそうな平凡な人たちです。そんな人たちの顔のしわまでしっかり描く画力に圧倒されます。汗がしたたり落ちる日の強盗事件を描く「スカッとスッキリ」は一度読んだら忘れられない強烈な内容。強盗の男を全然怖がらずに、立ちションしてしまう子供のむちゃくちゃさ可笑しかったです。日常生活の中にある狂気が描かれる作品が多いのですが、その狂気はまだ現実の中に納まっています。これが名作『童夢』に受け継がれるのでしょう。2020/06/14
D4C
9
気分はもう戦争よりは面白かったけど、やはり個人的には童夢とアキラが最高傑作。あしたのやくそく、さよならのおみやげが特に面白かったかな。2017/08/31
Lily ※amazon不買運動中
9
「ピンポンパン」って!(笑)1979年の作品ですか。 好きではないのだが胸がざわつく短篇集。 「直視できないくらい露骨に」描くのは、意識的なのか真摯に表現を突き詰めた結果なのか?偽善的に表層を滑ってく漫画家とは一線を隠す全く古くならない作品を残す漫画家の一人。子どもが全編重要なモチーフになってる。大人は子どもにかなわない、っていう点はアキラに通じるけどこの頃からなんだな。2015/03/04
5〇5
7
40年前に発行された作品集だが、ページの中に映像が浮かび上がるようだ ♦間の取り方と視点がいい。抵抗なく作品の世界に入り込めてしまう ♣絵の巧さは言わずもがな、むさくるしさ、しどけなさが実に絶妙に描かれる ♥そして、最後のページの最後の1コマが語りだすその余韻も楽しめた ♠読んでいなければ、読むべきだろう。損はない。2019/05/26