感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
20
折々のバカはそうだよなあと思う内容が多かったです。雑誌を活用した書面による喧嘩は相手の言い分に全く耳を貸さず言いたいことだけを断言しているのみで、どっちもどっちと感じました。2024/03/26
うえ
5
禅寺の体験参禅会で「誠実そうなボーズは、禅の精神が民主主義や政治参加といかに一致しているかについて、真摯に熱弁をふるったという。何というバカなボーズだ…誠実で真摯な仏教者であろうとする者は、葬式仏教を脱却するために努力しようとする…だが、この種の誠実や真摯は…バカの誠実やバカの真摯に他ならない。なぜならば、このボーズは、ただの政治ボーズや民主ボーズにすぎないからだ。民主主義や政治参加の文脈でしか解釈されない仏教など、とっとと捨て去ればいい。そして、もっと純粋に民主主義者なり政治家になればいい」2017/04/20
貧家ピー
4
左の物書きを雑誌・本で論争し、ボロクソに言う。 どっちもどっちと言えなくもない。2005/03/24
寛理
2
久しぶりの呉智英。上野昂志との論争読んで、上野の方が正しいじゃんと思った。昔わりと影響受けて、言葉の誤用とか気になっていたが、俺はもう誤用は気にしないことにした。ただ、遠藤周作のものわかりのよさを批判するエッセイは面白い。重箱のすみから極論=正論を展開する批評のやりかたと、実践的に本の読み方を教えてくれるところは未だ学ぶ点があると思う。2020/11/25
重本厚志
1
タイトルからして過激だが、中身は想像を超えるものでした。他の文筆家とのバトルはもちろん、一般読者とのバトルもあり、驚きました。 その上で著者の考え方には大いに納得し、また共感できるところが多々ありました。 難解なキーワードを投げつけるような文章では無く、読者が理解できるように分かりやすく書かれた文章は心地よいです。2024/03/07