内容説明
女医者千鶴の助手をしているお道の幼馴染み・おふみが、許嫁の松吉にわけも告げず、吉原に身を売った。真意をただそうと、おふみの両親のもとに出向いた千鶴とお道だったが…。医学館の教授方だった父・桂東湖の遺志を継いで医学の道を志した千鶴の活躍を描く、書き下ろし時代小説シリーズ第四弾。
著者等紹介
藤原緋沙子[フジワラヒサコ]
高知県生まれ。立命館大学文学部史学科卒。小松左京主宰「創翔塾」出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むつこ
21
シリーズ4作目。「赤い雪」とは寒椿のことだった。求馬の母親と患者と医師という関係で会いますが、とってもいい雰囲気でワクワク。それなのに二人の関係はまだまだ爽やかすぎて進展も特にしないしヤキモキします。2018/11/28
calaf
19
金銭の貸し借りは、友情を崩壊させる!人間関係の基本は、現在も江戸時代も、あるいはその前も(もしかして、その頃の庶民にはお金って縁のないものだった? (^_^;;;)、変わらないものですねぇ...2014/07/09
オレンジ。
9
第四弾。千鶴があわやと言う時には必ず現れる求馬に苦笑。求馬の母の松野にも千鶴は気に入られたようで、これは決まりだわ^^2016/07/15
RAKUSI
6
シリーズ4。お約束の展開が良くて安心して読めます。2019/11/19
ひかつば@呑ん読会堪能中
6
第4弾は中編3つ。どれもじんわりとさせる話だが千鶴が襲われたりとスリリングなシーンもあり、相変わらず奉行所の連中は働かない(w) 救馬と千鶴をくっつけようと今回は救馬の母親まで出ていたのが微笑ましい。 2013/09/29