内容説明
雑誌記者の高坂が慎司と出会ったのは、暴風雨の夜だった。小学生が行方不明となった事件の、誰も知らない真相を告げた後、その少年は言う。僕は超常能力者なんだ、と。半信半疑でその能力を調べる高坂に、奇妙な手紙が届いていた。何か恨みがあるらしい…そして事件が起こる。超能力者の悲哀とともに紡がれる異色サスペンス。
著者等紹介
宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960年東京生まれ。法律事務所等に勤務の後、87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、『火車』で山本周五郎賞、『蒲生邸事件』で日本SF大賞、『理由』で直木賞と受賞を重ねる。2001年の『模倣犯』は毎日出版文化賞、司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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