双葉文庫<br> まぼろし科・天雫透の診療記録

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双葉文庫
まぼろし科・天雫透の診療記録

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  • サイズ 文庫判/ページ数 299p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575522891
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

体が星のように零れ落ちていく『星屑落とし』、ハーモニーしか聞こえなくなる『ハルモニア』、愛を語る言葉が泡になる『人魚姫症候群』――この奇妙な病気“まぼろし病”を扱う天雫透は、イケメンだが偏屈でセンシティブなコミュ障と噂の医師だった。意欲に燃えて異動してきた香月結は、着任早々天雫と対立してしまい…。

内容説明

体が星のように零れ落ちていく“星屑落とし”、愛を語る言葉が泡になる“人魚姫症候群”、ハーモニーしか聞こえなくなる“ハルモニア”―これらの奇妙な病気“まぼろし病”を扱う天雫透は、イケメンだが偏屈でセンシティブと噂の医師だった。彼の下に異動になった臨床心理士の香月結は、天雫とともに治療にあたることになって…。不思議な病を通じて人の心と向き合っていく、心温まる医療ドラマ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hirune

44
【Kindle】医学というより民俗学に近い内容な気がする。薬とか全然必要ないしね。しかし初対面の部下(しかも女の子)に嫌いだなんだと否定的な言葉を浴びせ続けるのは心療の医療従事者としてどうなんだろう😅心だって殴られれば痛いし 傷も残ると思うんだけどなぁ。こんな頭脳は大人、心は三歳児みたいな上司にこれからもついて行く結はタフだなぁ☆2021/01/18

よっしー

18
嘘か真か分からない不思議な病、「まぼろし病」。他人からすると、本当に?と疑わしくなる不思議な症状を、人見知り極めた医者とそこに派遣された心理士が治療していくお話。ああ良かったと思える結末だけではなく、結末に至るまでの葛藤もあって…。助けるだけが医者ではないのだと改めて感じました。ただ、一人の人にきちんと向き合い、可能性がある限り諦めない。それは、どの分野に関わる人も同じなのでしょう。このコロナが蔓延する世の中で、私達が日々暮らせているのもそんな人の努力があってこそ…だと思うと、本当に感謝です。2020/11/18

みどり

12
割と切ない話だった。 もしかすると、シリーズ化されるかな?とも思える まぼろし病の二人のコンビ。 夢みたいな病気と、それに立ち向かう医者と臨床心理士、 プロローグが、最終話に反映されて、 邪な気持ちで転科した心理士の女性が、やがて患者と向き合ううち、 自分の立ち位置を見つめなおしていく。こころ温まらないけど、こんな奇想天外な病気でなくても、お医者さまや、医療従事者の皆様はなにくれとなく、患者のみならず、周りの人間にも心を砕いているんだろうな。2020/09/22

デジ姫

8
ケース2のハルモニアに感動。ケース3の人魚姫症候群に涙。ケース4の郷愁症に夫婦の愛。金風煩いにホッ!2020/02/04

紅羽

7
否定的な言葉に触れる度に身体が星屑のように溢れて目減りする症例、愛を表現する言葉が泡になってしまう症例等、通常の治療が難しい不可解な症状「まぼろし病」の専門医、天滴と彼の下へ移動してきた結が様々な症例に挑む医療系の作品。どれも心の病という印象。その治療法によっては想いを大切にする余、治療を拒否する患者もいてそれが優しくて切ない。もしかすると歴史上の出来事や偉人達が選んだ道の影にこのまぼろし病が関わっていたやもと考えると、面白いかもしれません。2022/03/26

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