双葉文庫<br> ツリー〈下〉

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双葉文庫
ツリー〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 428p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575518047
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

風森の一族は特殊な能力を隠し、ひっそりと暮らしてきた。その獲得を目論む組織が介入し、戦いが始まる。悪い偶然が重なった末にヤクザ、輝田組も絡み、情勢は緊迫してまったく予断を許さない。行動をともにすることになった謎の女、名美。彼女のとんでもない能力が明らかになり、予想もつかないフィナーレに導かれていく――。ミスの許されぬ心理戦、かけひき、銃撃戦。一気読みの大作に用意された壮大なラストは、まさに圧巻!

内容説明

風森の一族は人知を超えた能力を隠し、ひっそりと暮らしてきた。その力を奪取しようと目論む組織と風森との間で、激しい戦闘が勃発する。金絡みのゴタゴタでヤクザ・輝田組も参戦。私と地元の若者・広司、組織から寝返ったという謎の美女・名美の三人は風森と行動をともにし、危地からの脱出を目指す。すると恐るべき名美の能力が明らかになり―。そして物語は胸を熱くする壮麗フィナーレへ。あなたは衝撃シーンの目撃者となる!

著者等紹介

高橋克彦[タカハシカツヒコ]
1947年岩手県生まれ。早稲田大学卒業後、83年『写楽殺人事件』で第29回江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。86年『総門谷』で第7回吉川英治文学新人賞、87年『北斎殺人事件』で第40回日本推理作家協会賞を受賞。92年『緋い記憶』で第106回直木賞、2000年『火怨』で第34回吉川英治文学賞を受賞。12年、第15回日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キキハル

22
本当に帯の通り壮大なフィナーレまで一気読み!ドキドキしながら最後のSF展開へと登り詰めました。それにしても、想像し信じるだけで現実にしてしまう能力とは。一歩間違えば独裁者になりそうだけれど、狭い地球でそんな力は使いませんって。 突っ込みどころは多々あるものの、娯楽読み物として良い出来上がりだと思います。読んでいる間は何も考えずに面白く楽しみました。2015/09/09

siva

20
上巻始まったときには人探しのミステリーかと思いきやどんどんと話の方向が変わっていきまさに高橋克彦ワールド、SF伝奇小説でした。 とにかく多作だしいろんなジャンルの小説がありますが、お気に入りのドールズはさておき、伝奇小説系はたまらない(笑) 竜の柩あたりのイメージで。 いつか東北のミステリー巡りしたいなあ。2016/02/25

Dai(ダイ)

16
小学生くらいの時に夢中になって読んだ類いのマンガ的な面白さはあった。あまりのご都合主義をそのまま小説にした話しに苦笑いしつつも楽しめた。そして総門谷のように続編も出来かねないし、先を読んでもみたい。2020/08/09

きょちょ

13
高橋ファンだからこそ、はっきり、面白くなかったと言います・・・。 ヤクザを登場させて、ドタバタ活劇になってしまった。 今まで読んだ作品は、それなりに「文字の重み」を感じるのに・・・。 「くすくす」「吐息」、同じ言葉が多すぎませんか? 高橋らしくない! 本当に彼が書いた作品? ★2015/11/15

もえたく

12
スケールは大きい話でしたが、『竜の棺』『総門谷』に比べると何か物足りなさを感じました。でも、殆ど説明文もなく、会話文だけでここまで読ませるのは流石だと思いました。2016/03/07

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