双葉文庫
トーキョー・バビロン〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 364p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575512793
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

動きだした計画。巨額のブラックマネーにも、あと少しで手が届く。今度は権謀術数のかぎりを尽くして、仲間を出し抜く。腐ったカネの甘い匂いは、無関係だったはずの餓えたハイエナたちをも誘き寄せる。しかし、いつでも勝者―カネを手にできるのはただ一人。果たしてブラックマネーは誰の手に!?進化する馳ノワールは新たなステージに到達した。

著者等紹介

馳星周[ハセセイシュウ]
1965年北海道生まれ。横浜市大卒業後、出版社勤務を経て文芸評論家として活躍。96年『不夜城』で衝撃的なデビューを果たし、同作品で第18回吉川英治文学新人賞を受賞。97年『鎮魂歌―不夜城2』で第15回日本推理作家協会賞長篇賞、99年『漂流街』で第1回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

302
下巻から加速。面白かった。解説にもあるように、主人公が初期作品に登場するような、ギスギスした子悪党が主人公ではなく、太平楽な日本人。宮前のような、虚業を生業にしている表向きクールな野心家キャラを描くのが著者は意外に上手い。ギャンブル狂の小久保が途中からキャラ変わり過ぎな気もするが、ソレもあって美和が引き立ったようなところもある。主人公たちの出し抜きあいが始まってからが読みどころで、その中で紅一点の美和が割と庶民派感覚なところがこの時代っぽくもあり、馳作品の女性造形にマンネリ感じていた読者としては出色。2017/06/03

Tetchy

34
会社と警察とやくざの狭間でペコペコ頭を下げては神経をすり減らしていた中間管理職小久保と男を手玉に取ったら百戦錬磨のホステス美和のコンビがゲームの勝者になるのを知らず知らずに応援したくなってくる。馳作品でこんな気持ちになったは初めて。この展開は今までにない展開だったので、ハッピーエンドを期待したのだが、やっぱりそれは望むべくもなかった。またいつもの馳作品に過ぎないという評価になった。自分が読みたい物語がないから自分で書くことにしたのが馳氏が作家になった動機だが、本当にこんな話ばかり作者は読みたいのだろうか?2013/05/26

えみ

27
腐敗した肉に貪りつくハイエナのように、腐敗した金の匂いを嗅ぎつけ群がる悪人達がブラックマネーを巡り激しく醜悪な争いを繰り広げるノアール小説。欲深い者がその私欲を隠す事無く貪欲に、頭脳と暴力を最大限に振るって畳み掛けるように強奪し、強奪され、血を流し、涙を流し、金で希望を買うため足掻く。そして巨悪組織に一世一代の罠を仕掛ける…その先に更なる罠がある事も知らずに。仲間すら容赦なく篩い落とし人生の敗者復活戦で栄えある勝利を収めるのは誰だ!裏切りと疑心暗鬼の果てで見る結末は世にも恐ろしい夢も希望もない現実だった。2020/01/15

hikarunoir

9
人生の敗残者らしき男女が金を巡り結託を装い頭脳戦、の筈がやくざ絡み故、風呂敷が大きくとも結末が透け、結局感情移入も難しく相変わらずの虚しさ。2022/04/30

ロデタ

8
やっぱり4人が大金を手に入れて山分けとはならなかったか。感情を抑えられない稗田が一番ダメ。下巻は展開が早くて面白かった。2022/10/08

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