双葉文庫
神々の遺品

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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575508574
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

アメリカで超常現象研究チーム『セクションO』が忽然と姿を消し、日本では著名なUFOライターが殺された。事件の鍵を握るのは、オーパーツと呼ばれる摩訶不思議な太古の文明の足跡だった。神話、宗教、古代遺跡…。宇宙と人類の歴史を紐解く、超伝奇ミステリーの黄金傑作。

著者等紹介

今野敏[コンノビン]
1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年、『怪物が街にやってくる』で第4回問題小説新人賞を受賞。大学卒業後、音楽ディレクター等の仕事を経て、作家専業となる。ミステリー、警察小説からSF、格闘小説まで、その執筆ジャンルは多彩
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三代目 びあだいまおう

296
『宇宙と人類の歴史を紐解く、趙電機ミステリーの黄金傑作!』と私の好奇心を煽る。なかなかのスピード感。アメリカで重要な役割を担う人間がいなくなり、日本では有名なUFO研究家が殺害される。日米それぞれの展開がテンポよく連なりやがて繋がってゆく。地球上には未だ謎のままになっている事が多くある。ピラミッドもしかり。紀元前何千年も前にあれだけ精密で巨大な建造物を地球人が造れたのか?火星にも同様のピラミッドの存在が!地球外生命体がそれらに絡んでいる説は信じるに値する。この地球も着々と滅びに向っている!堪能した‼️🙇2020/07/22

absinthe

164
超古代文明、宇宙人にUFO?荒唐無稽なトンデモ世界とリアルな探偵ものがミックスされたが、世界観の継ぎ目をもう少し釣り合わせてほしかった。警察物を得意とする今野さんらしいが、こういった世界観では警察の描写はリアルでなくてもいいのでは?一方で大きく風呂敷を広げすぎておいて、反対側では凄く地味な探偵の活躍。こういう世界観なら、機関銃やら重火器を撃ちまくって、特殊防諜班みたいにして欲しかった。悪い作品でも無いので残念だ。2016/03/10

となりのトウシロウ

53
今野敏といえば、警察小説というくらいにイメージがあったんですが、こんなのも書いてるんですね。探偵・石神達彦シリーズになっている1作目。行方不明の男性を探してくれという依頼を受けて調査し始めると、著名なUFOライターが殺された重要参考人になっていた。神話と宗教、それにピラミッドを始めとする古代遺跡、同時並行で進む米国国防総省の話。「神々の指紋」で話題になったグラハム・ハンコックのあの手の話が出てくるのだが、それと日本で起きた殺人の関連が大きな謎。それなりに面白く読了したものの、うーむ、もう一つかな。2022/09/25

福猫

40
何だかね~大風呂敷な作品。オーパーツとかUFOとかシュメール文明とかキリスト教とか…。火星の人面岩やピラミッド。ロズウェル事件。アメリカ政府の陰謀。ヴァチカンの陰謀。一つ一つはどれも面白いし大好物なテーマなんだけど。なんだか何もかもごちゃ混ぜにして何一つ解明していないというか…。数字のマジックは、はっきり言ってこじつけジャン。的な。昔はこういう作品喜んで読んでたけど、ちょっとお腹いっぱい。現実の事件の解決方法もなんだかな~。あんまり納得のいかない作品でした。2013/05/04

ntahima

38
これを真実だと書けば所謂トンデモ本の仲間入りだが小説なら立派なエンターテイメント。実は中高時代に此の手の超古代史学説に関する本を読み漁ったことがあり前半は楽しく読める。いやあ実にいろんな話がドンドン出てくる。出てくるのは良いが話が進まないうちに残り頁が… 実世界と違って小説は頁数から展開が読めるのが欠点。結局、ひとつだけでも1巻の伝奇小説が書けそうなネタを満載しながら話はそれほど盛り上がらないまま終わってしまった。此の手の話の好きな人には高橋克彦の『総門谷』や些か古いが荒巻義雄の『空白シリーズ』がお勧め。2011/07/31

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