内容説明
今の丹波文七は怖くない―。姫川勉の言葉が文七の胸に刺さっている。ひとり控室に残った文七は微かな音を耳にした。ドアを押し開けて、ぞろりと入ってきた男―葵文吾が言った。「きさまを倒して、おれが姫川とやる」密室の死闘!姫川戦に出場するのはどっちだ!?餓狼伝シリーズ、衝撃の第10弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
史
3
惨敗。2022/10/12
文麿
1
Kindle Unlimited。フラグが立っていたとはいえ……。復活の兆しは未だ見えず。2024/03/08
A Ohashi
1
餓狼伝シリーズは十巻の丹波-姫川戦で実質的に完結したと私は思っている。それ以降は残念ながら、夢枕獏から皮膚感覚が失われてしまった。ただ、それでも十冊もの良質な格闘小説が生み出されたことは、世間に広く評価されてよいと思う。2012/03/17
おたぬ
0
★★★★☆ 葵文吾との戦いで文七は凄い強さを発揮して勝利したが、その後の姫川との戦いに無残に敗れてしまった。負けながら強くなる男ということなのでこれからに期待。姫川ってぜんぜん強そうに見えないのになぁ。2016/06/22
ゆーちん
0
すごい。こんな小説今まであっただろうか。格闘技の主人公が恐れのあまり失禁脱糞するなんて。ものすごい衝撃だった。文七のキャラがわからなくなってくる。普段は大人しくて無口なのに多重人格みたいだった。美しい闘いを描かない所が生々しくてとても良かった。2016/04/19