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双葉文庫
風紋〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 542p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575505795
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mariya926

95
読友さんのお勧めでブックオフで下は108円でよく売っているのですが、上はなかなか売ってなくやっと読めました。久々の乃南アサさんです。この本は今までミステリー小説だと事件が起こり犯罪者を探しそこで終わっていた所を、事件が起こって被害者が見つかるまで家族はどんな気持ちだったか、解剖やお葬式での気持ち、加害者の家族に起こった生活や気持ちの変化についてこれでもか!!というほど丁寧に掘り下げられています。その様に上巻は終わりましたが下巻はこれ以上何が残っているのだろう?と逆に気になっています。2017/09/10

Makoto Yamamoto

69
最初の酷い言葉のやり取りでビックリしたが、その後の展開は「風紋」にふさわしい。 読みだしてすぐ引き込まれてしまった。 殺人事件が発生し、その被害者家族、担当刑事、担当新聞記者、加害者家族等の視点で事件の影響が広がっていき、下巻へと続く。 2019/06/02

アッシュ姉

66
一つの殺人事件が周囲にもたらす影響とは、果たしてどこまで広がるものか。被害者家族、加害者家族、担当刑事、新聞記者の視点から克明に描かれている。それぞれの立場の心理描写が丹念で、特に被害者家族と加害者家族のなぜどうしての叫びには胸が苦しくなる。日常が壊されバラバラになっていく現実にいきなり直面し、人生だけでなく人間性まで変えてしまうほどの破壊力。かなり分厚い上巻だが、場面の切替も巧みで飽きることなく一気に読めた。読友さんのレビューに惹かれて手に取ったが、乃南さんの中でも大作の予感。下巻はどうなるか。2015/02/17

tengen

64
両親と暮らす二浪中で荒れ気味の千種、高校生の真裕子の姉妹。傍から見れば平凡なはずの一家に不幸が起こる。 父兄会に行った母親が刺殺される。 残された一家、犯人の家族、取り調べる刑事、取材する記者。 事件を取り巻く、人の心の動きがじっくりと描かれています。 さて、下巻へ。2015/04/09

KAN

58
20年前の小説です。殺人事件を被害者家族と加害者家族、警察と犯人、マスコミの視点から追いかけます。なかなか興味深いですね。古さは一切感じません。今も昔も同じなんだなと感じます。一気読みで下巻へ。2015/03/14

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