感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯
34
食いしん坊で人間の言葉を喋る珍犬デュカスと、飼い主で犬好き(犬バカ)の天然社長、そこで働く事務員の主人公が出会う事件の数々。日常の謎的なものから、ストーカーや嫌がらせ、殺人事件などのシリアスなものまで。事件はドギツくてもタヌキと間違われる丸々太ったデュカスと天然社長のおかげでコミカルでほのぼのとしてしまう。2016/03/23
そのじつ
3
しゃべる犬デュカス。美貌と建築家としての能力以外は使えないおまぬけ飼い主・龍一をかわいがっている…ように見える。この物語中、観察眼・洞察力ともに最も優れたデュカスが一番ものごとを良く分かっているようだ。狂言廻しの冴子はデュカスの探偵助手の役割を果たしながら、犬にいいように使われるジレンマも覚えている。ファンタジー要素に日常的感覚がリアルにくい込んでくるところは坂田作品の持ち味のひとつ。ミステリーがやけに三面記事的で、坂田作品では珍しくレディコミの香りが漂っているのも特徴的。坂田目線のレディコミだけど。2012/10/18
み
0
デュカス君かわいい!!2巻も探さねば。2012/02/07