出版社内容情報
東日本大震災からちょうど10年。津波の被害に遭った被災地の姿をこの10年間、一人で追い続けた写真家・谷口雅彦氏が撮影した15万枚を超える膨大な写真をアーカイブしたドキュメンタリー写真集。
本書では岩手、宮城、福島の3県の被災地を網羅し、それぞれの町がどれほどの被害に遭い、どんなプロセスを経て、どう生まれ変わったのか、
また、その復興や成長のプロセスが町によって別の特徴がある点などが、隅々までピントの合った被写界深度の深い写真でつぶさにわかるような作りになっている。
同じ地点を撮影したカットも収録されている点は、一人で追い続けたからこそ成し得た貴重な写真でもある。
それらのすべてが、報道写真では取られることのなかった、被災地に住む人々と同じ目線、同じ距離感の写真。
作品のクオリティもさることながら、圧倒的な情報量のドキュメンタリーとして資料性の高い一冊となっている。
内容説明
撮影総枚数15万4937枚の写真の中から選び抜き、紡ぎ上げた執念のルポルタージュ。
著者等紹介
谷口雅彦[タニグチマサヒコ]
1967年、北海道生まれ。写真家。日本写真学会会員。「3.11を忘れない写真家の会」代表。1988年から写真家・丹野章氏に師事。1990年、「昭和天皇大喪の礼」のスクープ写真で「1989年度毎日新聞ニュース写真年度賞」特選を受賞。写真家・細江英公氏主宰の写真ワークショップCORPUS第二期修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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