出版社内容情報
車のハンドル、コンピュータのデスクトップ、iPhone、「いいね!」ボタン…私たちの生活をガラリと変え、瞬く間に定着した数々の大ヒットデザインはなぜ生まれ、そうでないものはなぜ姿を消していったのか?現代の私たちを取り巻くすべてのモノの根底にある「人間が使いやすい=ユーザーフレンドリー」という概念が生まれて発達してきた100年余りの歴史をたどりながら、生活やビジネス、思考といった人間の営みにデザインがいかに深く関わっているのかを考察する、現代デザイン文化史の決定版。
内容説明
人の生活と思考を一変させてきた優れた製品や仕組みに共通する概念「ユーザーフレンドリー」。21世紀の世界と私たちの認知をかたちづくり、ときに大きく左右するその光と影、そして未来への展望を豊富な事例と綿密な取材で紐解く現代デザイン文化史の決定版。
目次
はじめに―社会に浸透する「ユーザーフレンドリー」
第1部 使いやすいモノとは何か(混乱させられるデザイン;インダストリアルデザインの起源;それは誰のエラーか;信頼されるモノとは;メタファーのはしご)
第2部 欲しいなるモノとは何か(共感のツール化;人間性をデザインする;「あなたへのおすすめ」;便利さの落とし穴;デザインと人間のゆくえ)
あとがき―「ユーザーフレンドリー」の目を通して世界を見る
著者等紹介
クアン,クリフ[クアン,クリフ] [Kuang,Cliff]
ジャーナリスト、UXデザイナー。WIREDのデザイネディターを経て、全米マガジン賞を受賞したデザインに関するウェブマガジンCo.Designの創設編集者。また、Fast Companyにてデジタルプロダクト戦略とUX開発に携わる
ファブリカント,ロバート[ファブリカント,ロバート] [Fabricant,Robert]
プロダクトデザイナー。マイクロソフトやフロッグなどの企業で25年以上にわたり、ユーザーフレンドリーデザインの最前線で活躍。現在はロンドン、ムンバイ、ナイロビ、ニューヨークに展開するダルバーグデザインの共同創設者として、社会的インパクトのあるデザインを追求する
尼丁千津子[アマチョウチズコ]
英語翻訳者。神戸大学理学部数学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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