出版社内容情報
夏の全国高校野球は今年で100年。大会歌『栄冠は君に輝く』。その作詞者の加賀大介については、ほとんど知られていない。
内容説明
夏の風物詩でもある全国高校野球は初の大会から今年で100年。大会歌として歌われている『栄冠は君に輝く』は、多くの人が口ずさめるほど耳馴染んでいるが、採用から20年を経て「本当の作詞者」が明らかになったこと、そしてその作詞者の加賀大介については、ほとんど知られていない。そこには秘められたエピソード…が。「甲子園100年」におくるノンフィクション。彼の人生を探る事で見えてくる甲子園球史も味わい深い佳作。
目次
第1章 雲はわき光あふれて
第2章 風をうち大地をけりて
第3章 空をきるたまのいのちに
第4章 加賀の輪廻
エピローグ ああ栄冠は君に輝く
あとがきに代えて―「微笑む 希望」
著者等紹介
手束仁[テズカジン]
愛知県出身。81年に國學院大學卒業後、映画会社、編集プロダクションなどを経てスポーツ作家および、ビジネス実用書等の編集制作者として独立。2012年より、メディアミックスを目指した情報発信会社として株式会社ジャスト・プランニングを設立。「高校生新聞」の特派記者や「ベースボールドットコム」の取材レポートなども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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takao
2
ふむ2021/10/11
Humbaba
2
本来は自分のものではない栄冠を手にする。周囲からの賛辞にそれは違うと言いたくなるが、本当のこと話すことができない。周囲を騙しているという気持ちの辛さは、賛辞の声が大きくなればなるほど強くなる。長年心に秘めていたからこそ、本当のことを話せるようになるととても心がすっきりとする。2015/10/13
K2
1
雲はわき 光あふれて 天たかく 純白のたま きょうぞ飛ぶ 若人よ いざ まなじりは 歓呼にこたえ いさぎよし ほほえむ希望 ああ 栄冠は 君に輝く 65年以上高校野球で、歌い継がれ続けている『栄冠は君に輝く』 良い詩ですね。2015/08/02