バンコク迷走

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  • サイズ B6判/ページ数 243p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575295993
  • NDC分類 292.37
  • Cコード C0076

内容説明

「これはもうバンコクじゃない」と途方に暮れつつ、僕にとってどこよりも楽しかったバンコク探しの不思議旅。南国熱風都市の“さま酔い”紀行。無口でこつこつ稼ぐメータータクシー運転手が忘れてしまった「微笑みの処世術」、麻薬戦争で死者二千人。大物逮捕で立ち上がったバイクタクシー運転手の「賄賂のない社会」、仏教よりファッションに走るバンコクの女性たちの「衣食足りて礼節を忘れる」、僕を激甘コーヒー中毒患者にさせておいて、コーヒー二刀流に走るタイ人の無節操ほか。

目次

タクシー―無口でこつこつ稼ぐメータータクシー運転手が忘れてしまった「微笑みの処世術」
スクムウィット―日本より「日本と世界」がそろうスクムウィット暮らしで、上流という優越にはまる
BTS―バンコクっ子の財布に入り込むBTSスカイカードや割引券。体力勝負もはや昔語り
コーヒー―僕を激甘コーヒー中毒患者にさせておいて、コーヒー二刀流に走るタイ人の無節操
カオサン―目先の儲けに走るタイ人にとって、この街を愛した沈没組は「客寄せパンダ」という失望
十バーツ―カオサンではじまった十バーツ偽物パッタイは、バンコクの価格破壊の前兆だった
ワット・プラケオ―仏教よりファッションに走るバンコクの女性たちの「衣食足りて礼節を忘れる」
禁煙―禁煙法破りの確信犯、次々登場で、日本人はバンコクのお荷物になっていく
麻薬―麻薬戦争で死者二千人。大物逮捕で立ち上がったバイクタクシー運転手の「賄賂のない社会」
英語―タイ語を喋って英語が返ってくるバンコク英語事情の背後に蠢く値上げの匂い〔ほか〕

著者等紹介

下川裕治[シモカワユウジ]
1954年、長野県松本市生れ。慶応義塾大学経済学部卒。新聞社勤務後、フリーランスに。1987年~1988年、1992年~1993年の2回、タイ語を学びながらバンコクに暮らす。アジア、沖縄の著作が多い
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

4
時間は常に流れており、ずっと同じ形を保っているわけではない。そのため、一昔前までは底に住む人ならば誰もが共有していた意識も、やがては共有されなくなる。ずっとその場所に暮らしていて、かつその特殊さを知っていれば認識できることでも、そうでなければその変化にすら気づくkとができないものかもしれない。2013/11/05

ちゅう

2
初版から約20年経ってるんだね。先月タイに行った友達の話と違うのは、当然か…。本を読んだり、友達の話を聞いたりすると、ますますタイに行ってみたくなる。2022/08/19

Atsushi Nakamuira

2
2003年刊。急速に変貌するバンコクの当時をとらえた本。語り口調が巧みで読ませる。10年後に初めてバンコクに旅して新しいバンコクを見てきた僕にとって、まるで種明かしのように読めた。2013/04/13

similan

0
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