感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すぱちゃん@しばらく低浮上になりますが、元気です
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故・中山康樹先生のマイルス・デイビス音盤解説書シリーズの第5の版。マイルスはご存知のとおりジャズの帝王。本書はマイルスの音盤をレコーディングされた時系列順に解説していて、マイルスの成長が手に取るように分かる。また、エピソード的にも豊富なので、マイルスのジャズ人生を知り得る。何よりもブートレッグが豊富に解説され、また文章もそれだけで読ませるので、単に読み物としても面白いが読んでいるうちに紹介されているマイルスの盤が欲しくなるから恐ろしい。実際私もブートも含めて何十枚も入手しました。解説とあわせて聴く楽しみ有2019/10/13
sfxvi
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膨大な資料的読み物。2014/05/03
PapaShinya
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中山センセイと言えば、マイルスを聴け!だ。ジャズ喫茶のオーナーもジャズ評論の人も、当時、やたらエラそうにしていた。そこに颯爽と登場した中山センセイは、赤塚不二夫のギャグマンガ並みにイケてた。く~、たまらん!このマイルスを聴け!どの曲でも、そう言ってるじゃないか?いやとんでもない。けなすところはトコトンけなしてますよ。この本がスゴイのは、ほぼ全てのブートにまで手を広げている、いやブートにこそマイルスの本質を見抜いていること。ブートまで聴き込んで、正規盤の評価をしていることだ。初版から改訂版出る度に買ってた。2023/07/23