サルの正義

サルの正義

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  • サイズ B6判/ページ数 291p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575282153
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

馬と鹿の次は猿だ。暴論に正論あり。混迷の20世紀末に贈る知性の爆弾。

目次

第1章 暴論に正論あり(ラディカルな正論;シニカルな暴論)
第2章 反時代的考察
第3章 読んだ、見た、聞いた
第4章 オカルト馬鹿につける薬

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

in medio tutissimus ibis.

2
朝三暮四のサルには、己の振りかざす正義が朝に薬となれども夕べに毒となることがわからぬ。今日――もう三十年前のエッセイだが、いまでも新鮮なのは喜ばしい事だろうか――絶対正義の座にある民主主義=人権思想にしてもそれは同じである。その至る所は共産主義にして、幸福と異なる次元の話であること、サルには思いもつかない。サルはどこにでもいる。私の中にいるかどうか、ぜひ折に触れて確かめなければならないだろう。当時の超能力ブームが、何人にも同じ価値(神とさえ!)を認める民主主義の産物であるという説が一番興味深かった。2019/05/31

中嶋YN

1
約30年ぶりに再読。以下印象に残った箇所。■死刑を廃止し、仇討ちを復活せよ■支那(中国)は断固として「支那」である■民主主義も人権思想も恣意的な正義に過ぎない■共産主義こそ究極の民主主義である■最も反動的であることが最も革命的である■オカルトは、ルサンチマンの表現である■そして、呉智英氏は、熱心な中島みゆきのファンだったことも本著を読んで思い出した。2024/01/30

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