骨と肉

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骨と肉

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  • サイズ 46判/ページ数 312p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575247541
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

臼原市で死体遺棄事件が起きた。女性の遺体は強姦の跡があり身体の一部は切り取られている。数日後、再び臼原署管轄内で女性が惨殺遺体で発見されてしまう。捜査本部の刑事・八島武瑠は二十年前に三鷹で起きた連続女性遺体遺棄事件との共通点に気づく。同時に武瑠の従弟・願示が接近し、調べて分かったという「真相」を話し始めた。二十年前の事件は亡くなった双子の弟が犯人で、今回、模倣犯が出てきた――武瑠の周囲に暗雲が垂れ込む。全ての根源は、壊れかけた家族にあった。『死刑に至る病』などの作家によるサスペンスミステリー。

内容説明

臼原市で死体遺棄事件が起きた。女性の遺体は強姦の跡があり身体の一部は切り取られている。数日後、再び臼原署管轄内で女性の惨殺遺体が発見される。捜査本部の刑事・八島武瑠は約二十年前に東京の三鷹市で起きた連続殺人事件との共通点に気づいた。時を同じくして武瑠の従弟・願示が接近し、独自に調べて分かったという「真相」を話し始める。二十年前の事件の犯人は亡くなった双子の弟で、臼原の事件はその模倣犯によるものだ―。今回も身内の犯行かもしれない。武瑠は次第に追い込まれていくが…。機能不全な一族の罪の繋がりを描いたサスペンスミステリー!

著者等紹介

櫛木理宇[クシキリウ]
1972年新潟県生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第十九回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞。同年「赤と白」で第二十五回小説すばる新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

226
櫛木 理宇、新作中心に読んでいる作家です。 本書は、ダブル・ツインズ・シリアルキラー・ミステリでした。最初は、勢いがあったんですが、最期失速した感じです。 https://www.futabasha.co.jp/book/978457524754100000002024/09/07

いつでも母さん

168
一族の闇。濃すぎるのはカバーのせいじゃない。『俺たちは全員どうかしている』櫛木理宇好きには堪らない。そう!裏切らない感じに又してもゾクゾクしていた。進むほどに小さな違和感がどんどん増えて遂に絶頂を迎える。明かされるアイツの真実には嫌悪感しかないが、みんなおかしい!(私の心の声が洩れる)口の中に残る苦さや脳内に映し出される悍ましい赤の残像、耳から離れない奇異な音・・だから櫛木理宇から離れられない(汗)2024/08/18

ちょろこ

139
呼吸困難の一冊。それぐらい終始息が詰まって、少しでも澄んだ空気を求めたくなる呼吸困難状態だった気がする。あまりにもむごい姿の女性死体遺棄事件。更なる第二の事件が起こり、次第に20年前の事件と関係が見え始め…というサスペンス感いっぱいのストーリーは覚悟はしていたけれどやっぱりヘビー。一卵性双生児、複雑でいびつな親族関係に何を見るのか…真っ暗闇から真っ赤な部屋に転落する様相に、骨の髄までしゃぶり尽くされた果ての姿を見た気がした。壊れゆく家族の軋みの音、まさに心の容量オーバーがもたらす地獄を突きつけられた気分。2024/08/28

タイ子

122
不穏なプロローグから始まり、何者かが書いた日記が開示され、櫛木理宇の世界に入っていく。いつものように闇の中に入る怖さが混じった楽しみと裏切らない期待を持ちながら。刑事の武留は主人公であり、本作の鍵を握る人物。連続女性殺人事件を発端に20年前の同様の事件が浮かび上がる。そして、武留の家族、いや一族の過去、現在へと繋がり、タイトルが意味を成してくるのである。産まれながらの殺人者はいない、それはいつ?何を発端に?サスペンスな形を取りながら、気持ちの悪いほど家族の問題を深く抉る作品。多少な味方がいたことに安堵。2024/09/01

hirokun

120
★4 櫛木理宇さんは新刊を中心に読んでいる作家さんだが、今回の作品もグロテスクな描写が満載。然しながら、一卵性双生児(遺伝)、幼少時の養育環境、過度なストレスなど極めて反社会的な連続殺人犯を生み出す可能性を高める要因をテーマにして、ストーリーを展開している。私にはとても刺激になったし、引き付けられる読み応えで一気読みした。エンタメ小説としては充分に楽しめたが、社会性、または警察小説としての面白さが付加されれば、なお楽しめたことと思う。2024/09/07

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