定食屋「雑」

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定食屋「雑」

  • 原田 ひ香【著】
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  • 双葉社(2024/03発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575247275
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

真面目でしっかり者の沙也加は、丁寧な暮らしで生活を彩り、健康的な手料理で夫を支えていたある日、突然夫から離婚を切り出される。理由を隠す夫の浮気を疑い、頻繁に夫が立ち寄る定食屋「雑」を偵察することに。大雑把で濃い味付けの料理を出すその店には、愛想のない接客で一人店を切り盛りする老女〝ぞうさん〟がいた。沙也加はひょんなことから、この定食屋「雑」でアルバイトをすることになり--。個性も年齢も立場も違う女たちが、それぞれの明日を切り開く勇気に胸を打たれる。ベストセラー作家が贈る心温まる定食屋物語。

内容説明

真面目でしっかり者の沙也加は、丁寧な暮らしで生活を彩り、健康的な手料理で夫を支えていた。しかしある日突然、夫から離婚を切り出される。理由を隠す夫の浮気を疑い、頻繁に夫が立ち寄る定食屋「雑」を偵察することに。大雑把で濃い味つけの料理を出すその店には、愛想のない接客で一人店を切り盛りする老いた女店主の“ぞうさん”がいた。夫の真意を探るため、沙也加はこの定食屋「雑」でアルバイトをすることになり―。年齢も立場も異なる女たちが明日を切りひらく。読めば勇気がもらえる、心温まる物語。この店は、きっとあなたの居場所になる。

著者等紹介

原田ひ香[ハラダヒカ]
1970年、神奈川県生まれ。2005年「リトルプリンセス2号」で第34回NHK創作ラジオドラマ大賞、07年「はじまらないティータイム」で第31回すばる文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

193
客対応が雑な定食屋を営むぞうさん。夫から離婚届を突き付けられアルバイトに応募してきた沙也加。お店の常連高津さん。そんな人たちの、しみじみとした人情話。コロッケ、トンカツ、から揚げ、ハムカツ…人情の中に深い味わいがある。人生に不器用な人たちの控えめな優しさが心に響きます。2024/04/21

いつでも母さん

153
ひ香さんの作品の中でもかなり好み(当方比)6話の連作にサイコーのエピローグまで拍手だ。気持ちが離れてしまった夫とよりを戻したい妻・沙也加の離婚の話からこの物語は始まる。夫が立ち寄る定食屋「雑」を偵察し始めて、1人で切り盛りする女店主・ぞうさんに雇ってもらうことに・・離婚の件は「離れた気持ちは戻らないよ」と思いつつ、それよりもぞうさんとのやり取りや「雑」に集う常連客や、出される料理に気持ちが傾いていく私。ぞうさんの醸し出す雰囲気(大雑把で愛想が無くて、でも情はある)にハマってしまった。あぁ、もっと読みたい。2024/04/18

のぶ

91
原田さんの食べ物に関する話は面白い。本作も楽しめた。町の年季の入った定食屋「雑」が舞台。味のある店主ぞうさんと離婚問題を抱えた沙也加、「雑」の常連客高津などを中心に話が進んでいく。町の定食屋の日常と、登場人物それぞれの人生が交差していくような話。コロナ禍が始まりそれに苦しむ飲食店の様子も改めて思い起こした。ぞうさんの味のある人柄がひとつの読ませどころで、沙也加の離婚問題での悩みと交錯して二人の関係がよく描かれていた。人生は思い通りにはいかないと痛切に感じさせられると同時に温かさにも満ちた作品だった。2024/04/14

ゆみねこ

89
第1話はアンソロジー「ほろ酔い読書」で既読。沙也加は、ある日夫の健太郎から離婚して欲しいと言い出され家から出ていかれた。夫の行きつけだった定食屋『雑』でアルバイトをすることに。『雑』でみさえの作る大雑把で味の濃い料理を手伝い、常連客とのやり取りをしながら変わってゆく沙也加。みさえの来し方も含め、とても読みやすく面白かった。第1話では沙也加の頑なさで健太郎は息苦しいだろうと思ったが、話が進むとクズっぷりに腹が立つ。2024/04/17

花ママ

68
よかったです。夫に出ていかれた主人公の沙也加。夫がよく立ち寄っていた定食屋「雑」に偵察に行き、その店でアルバイトとして雇われることになる。その店の女主人〈ぞうさん〉の作る料理は大雑把な濃い味付けながら、わからないようなところに手をかけて、おいしく仕上げた品々だった。年齢は勿論、 個性も育った環境も違う2人が、次第心を通わせていく様にホロッとした。沙也加の離婚、そしてコロナ禍の中でも二人三脚で乗り越えて行こうとする2人にエールを送りたい。おだやかな気持ちで読了できました。2024/04/20

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