残月記

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残月記

  • 小田 雅久仁【著】
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  • 双葉社(2021/11発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 384p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784575244649
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

史上初の快挙!
本屋大賞ノミネート、吉川英治文学新人賞&日本SF大賞W受賞!

2021年の刊行以来、20以上のメディアで紹介され、ロングセラーとなっている小田雅久仁の『残月記』。
吉川英治文学新人賞の選考委員も絶賛!

*一読して、小田ワールドの虜になった。「残月記」の主人公の愛の届け方など、切なくて涙した。凄い/伊集院静

*ここまで確固たる『異/畏』世界を創り出せる人はなかなかいない/恩田陸

*私たちの日常に入り込む、ひんやりとした既視感のある不安が、この著者が書くことで「新しい物語」へと生まれ直している/辻村深月

【内容紹介】
ダークファンタジー×愛×ディストピア。全編「月」をモチーフにした、超弩級エンターテインメント!
計り知れぬ想像力が構築した三つの異世界。

「そして月がふりかえる」
不遇な半生を送ってきた男がようやく手にした、家族というささやかな幸福。だが赤い満月のかかったある夜、男は突如として現実からはじき出される。

「月景石」
早逝した叔母の形見である、月の風景が表面に浮かぶ石。生前、叔母は言った。石を枕の下に入れて眠ると月に行ける。でも、ものすごく「悪い夢」を見る、と。

「残月記」
近未来の日本、人々を震撼させている感染症・月昂に冒された若者。カリスマ暴君の歪んだ願望に運命を翻弄されながら、抗い続けてゆく。愛する女のために。

内容説明

「俺は突然わけもわからないうちに何もかもを失って、一人になった!」不遇な半生を送ってきた男がようやく手にした、家族というささやかな幸福。だが赤い満月のかかったある夜、男は突如として現実からはじき出される(「そして月がふりかえる」)。「顔じゅうが濡れている。夢を見ながら泣きじゃくっていたのだ」早逝した叔母の形見である、月の風景が表面に浮かぶ石。生前、叔母は言った。石を枕の下に入れて眠ると月に行ける。でも、ものすごく「悪い夢」を見る、と…(「月景石」)。「満月はいつだって俺たちに言う。命を懸けろと」近未来の日本、人々を震撼させている感染症・月昂に冒された若者。カリスマ暴君の歪んだ願望に運命を翻弄されながら、抗い続けてゆく。愛する女のために(「残月記」)。ダークファンタジー×愛×ディストピア。息を呑む感動のエンターテインメント!

著者等紹介

小田雅久仁[オダマサクニ]
1974年宮城県生まれ。関西大学法学部政治学科卒業。2009年『増大派に告ぐ』で第21回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、作家デビュー。12年に刊行した受賞後第一作の『本にだって雄と雌があります』で、第3回Twitter文学賞国内編第1位を獲得するなど熱い支持を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

740
表題作を含めて3つの作品を収録。「残月記」はその中では一番長く、表題にも取られているのだが冗長に過ぎるか。月のシーンは美しいが、物語の中核を背負うアイディアがローマの剣闘士では不十分だったのだろう。また、マイノリティに対して差別的であるととられかねない危険も孕んでいる。小田雅久仁は初読ということもあって、むしろ巻頭の「そして月がふりかえる」の方に魅力を感じた。安部公房の小説を通俗化し、エンターテインメント小説に仕立てたといった風情である。世界の変貌に立ちあってしまった高志の戸惑いは説得性もあるのだが⇒2024/01/24

ろくせい@やまもとかねよし

659
パラレルワールドSFの3短編。内容は思考、社会、自然にわたりとても豊かで、多様な想いを喚起する素晴らしい作品。描かれる意識の二面性、幻想と現実に惹かれた。それらの全く異なる描写感も見事。幻想は共有を前提にしていない自由なもの。現実は事実を同じ現象と理解する前提で、言葉で媒介。しかし言葉は危うい。説明を尽くしても幻想の一部に飲み込まれる。ユニークな題材も。「そして月ー」は、見た目や発言や感覚がほぼ同じ人間の差異。「月景石」は、社会のためと正義が装う暴力。「残月記」は、社会から理不尽に差別される人たちの愛。2022/04/08

starbro

640
2022年本屋大賞にノミネートされたので読みました(図書館では間に合わなそうなので急遽ヤフオク対応)。ノミネート作品10/10漸くコンプリート、小田 雅久仁、初読です。タイトルが似ていることから「山月記」に近いノリだと思っていたら、全然違いました。月をテーマとした中短編集、不思議な世界観なので一般受けはしないですが、私は楽しめました。 本屋大賞の予想は、ステイです。 https://bookmeter.com/communities/337840/topics/21213/comments/19663182022/03/17

青乃108号

579
【そして月がふりかえる】大学の映研が撮っていそうな物語。少しくどい。もっと短くした方が良い。【月景石】あまり良くない。1日経ったら憶えていない程印象に残らない。【残月記】長い。面白い部分もあるのに残念ながら気が遠くなる程退屈な部分の方が多い。その気が遠くなる程退屈な部分がどうしてもこの作品には必要だったのは嫌というぐらいに実感できる。この作品は短編には出来ないというか出来るかも知れんがしかし短編ではこの何とも言えない味わいは出せないだろう。2022/12/27

まちゃ

402
月を題材にしたダークな3編を収録。楽しめましたが、宣伝ほど引きこまれませんでした。「そして月がふりかえる」と「月景石」は、ダークファンタジー風で好みでしたが、良いところで終わってしまった印象。表題作「残月記」は、ハンセン病を想起させる「月昂」という感染症への差別や隔離政策に抗った男の悲哀2022/04/24

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