犬がいた季節

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犬がいた季節

  • 伊吹 有喜【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 双葉社(2020/10発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 346p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784575243253
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

1988年夏の終わりのある日、高校に迷い込んだ一匹の白い子犬。「コーシロー」と名付けられ、以来、生徒とともに学校生活を送ってゆく。初年度に卒業していった、ある優しい少女の面影をずっと胸に秘めながら…。昭和から平成、そして令和へと続く時代を背景に、コーシローが見つめ続けた18歳の逡巡や決意を、瑞々しく描く青春小説の傑作。

内容説明

ある日、高校に迷い込んだ子犬。生徒と学校生活を送ってゆくなかで、その瞳に映ったものとは―。最後の共通一次。自分の全力をぶつけようと決心する。18の本気。鈴鹿でアイルトン・セナの激走に心通わせる二人。18の友情。阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件を通し、進路の舵を切る。18の決意。スピッツ「スカーレット」を胸に、新たな世界へ。18の出発。ノストラダムスの大予言。世界が滅亡するなら、先生はどうする?18の恋…12年間、高校で暮らした犬、コーシローが触れた18歳の想い―。昭和から平成、そして令和へ。いつの時代も変わらぬ青春のきらめきや切なさを描いた、著者最高傑作!

著者等紹介

伊吹有喜[イブキユキ]
1969年三重県生まれ。中央大学法学部卒。2008年『風待ちのひと』でポプラ社小説大賞特別賞を受賞しデビュー。主な著書に、全国有志の書店員による「乙女の友大賞」を受賞した『彼方の友へ』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さてさて

908
18歳の青春を駆け抜け一歩ずつ大人になって行く高校生を見続けたコーシローの物語は、コーシローを大切に思い続けた優花が大人の階段を一つずつのぼっていく物語でもありました。そして、そんな優花が大人になってそこに見たもの、感じたもの。それは、時代が移り変わっても決して変わることのない、”あの時代”を駆け抜けた優花の思いの先にあるものでした。そして、まさかの幸福感が待つその結末に、冷たい涙が温かく変わる瞬間を感じる物語。ああ、いいなあこの作品、ただただそう感じました。作品の中に、18歳の自分を確かに見つけました!2021/04/03

starbro

907
伊吹 有喜、三作目です。本書は、八高犬コーシロー連作短編集の佳作でした。直木賞を獲るほどの勢いはありませんが、平成前半の風俗史、懐かしく温かい物語でした。オススメは、第四話『スカーレットの夏』-平成9年度卒業生 平成9(1997)年4月〜平成10(1998)年3月です。 https://www.futabasha.co.jp/booksdb/book/bookview/978-4-575-24325-3.html2020/12/17

zero1

750
人はいつか死ぬ。でも生きている限り思い出は永遠。高校は通過点だが忘れられぬ場所。人がクロスすれば繋がりが出来ドラマが生まれる。進学校で飼うことになったコーシロー。恋愛、進学、介護に家族の死。擬人化だけなら描けない立体感は見事。名セリフ多数(後述)。セナや震災、ノストラダムスに流行した曲など【日本版フォレスト・ガンプ】のクロニクル感も見逃せない。読書人は現実が残酷だからこそ本書のような世界に自分を重ねる。その余韻に深く共感した。本屋大賞21年3位は納得。今年ベスト5に入る静かに泣ける秀作。読んで損なし。2022/06/30

ウッディ

727
三重の進学校・八稜高校に迷い込んだ一匹の犬、生徒達の尽力で学校で飼うことになったコーシロー。恋や友情、進路に悩む生徒たちを見つめるコーシローの眼差しは優しく、巣立っていく彼らを見送るしかない寂しさを湛えている。セナが年間チャンプになった鈴鹿GP、昭和、平成のヒット曲や懐かしい出来事をスパイスに描かれた青春のひとコマが眩しく、切なかった。それぞれの物語がつながり、創立記念日に集う彼らの今に、画家になる夢をかなえた光司郎、教師として戻ってきた優花、当時叶わなかった二人の恋愛に胸が熱くなった。面白かったです。2021/03/21

うっちー

654
振り返ると、大人と子供の中間である高校時代が一番、懐かしい気がします2021/02/15

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