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治験

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  • サイズ B6判/ページ数 276p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784575236279
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

無職の三十歳青年に突然持ちかけられた年収一千万円のおいしい仕事。「やったぜ」と思うのは早かった。「不審死!?俺、なんかヤバイことやってる!!?」お気楽な日々とは強制的にお別れ。おのれの良心に耳を傾け、ついにはアメリカまで真相を追跡するも―「ここまで危ない話だと、誰が分かるかい!」ある依頼によって、無職の青年が国際巨悪の陰謀に巻き込まれた。予測不能の事態、見えない敵の魔手が次々と彼に襲いかかる。

著者等紹介

仙川環[センカワタマキ]
1968年東京都生まれ。大阪大学大学院医学系研究科修士課程修了。93年、大手新聞社に入社し、医療技術、介護、科学技術などの取材に携わる。その傍ら、小説を執筆、02年『感染』で第一回小学館文庫小説賞を受賞し、デビュー。その後、新聞社を退社、作家活動に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ベーグルグル (感想、本登録のみ)

41
無職の宮野に突然舞い込んできた年収一千万円の健康食品の通信販売。末期がんが治るというクッキーを食べた人達、動物が死期が早まり、死の真相を求めてアメリカへ。ドタバタとあり得ない展開になったけれど、それなりに楽しめました。おいしい話には裏がありますね。2018/01/27

そうたそ

28
★★☆☆☆ ふとしたことから健康食品の通販を始めることになったものの、使用者に不審死が相次いだことから、主人公は真相究明のために渡米することに。急展開のサスペンスもの。題材は興味深いし、全体としてもそれなりに面白いんだけど、何となく作りが浅いし、内容も浅い感が否めない。同じ題材でも篠田節子さん辺なら、もっと濃密なエンタメに仕立てあげていたんだろうと思う。個人的には後半の渡米して正体不明の敵との争いを繰り広げる辺りの展開以降はあまりにリアリティに書けており、話としても荒唐無稽で極めて残念だった。2014/12/16

まるぷー

26
タイトルから医療小説かと思ったが、全然違っていた。失業中でやる気のない宮野にアメリカの会社マックスイミュノという健康食品を日本支社として販売する仕事が舞い込む。いかにも怪しげだが、年収1000万に釣られて請け負う。やがて、死者が出たり本社に連絡不能になり宮野はピッツバークに渡るが、宮野は命を狙われ危ない目に会う。組織や会社、バイオテクノロジーの研究所などいろんな思惑があったのだが、健康食品を販売し食べさせることが広義で治験ということだったのかな最後には感じた。宮野も旨い話に簡単に引っ掛かったというわけだ。2023/06/06

shoko

23
怪しい話に乗っかって、事故が起きていることに気がつく前半までの展開は期待通りで、そこから真実を突き止めていく後半以降はちょっと急ぎ過ぎてドタバタが止まらない感じ。もう少し丁寧に進んでいってくれても面白いのに、と思いながらも。主人公が最後にはなんだか物凄く成長していて、丸く収まった感。2019/04/04

日向夏

13
医療小説だと思って手に取ったら違った。怪しい健康食品販売を引き受けたものの、それを食べた者が亡くなるという疑惑から、裏に隠された陰謀を探っていくというお話。読みやすいけれど、話の筋も内容も登場人物も物足りない感じ。2019/06/23

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