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誘拐

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  • サイズ A5判/ページ数 452p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784575236262
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

韓国大統領来日―。歴史的な条約締結を控え、全警察力が大統領警護に集まる中、事件は起きた。少女誘拐―。全く痕跡を残さない犯人に、大混乱に陥る警視庁。謎が臆測を呼び、臆測は疑念に変わる。ベストセラー『交渉人』の興奮再び!稀代のエンターテイナーが贈る超驚の警察小説。

著者等紹介

五十嵐貴久[イガラシタカヒサ]
1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。2002年より作家活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そのぼん

73
会社からの指示でリストラを宣告した相手が無理心中を図り、その後自分自身も会社を辞めざるを得なかった男。その後彼が取った行動とは・・・。リストラにあったりとか、それを言い渡さなければいけなくなったとかってのは今どきよくある話なのかな、と思いましたが、その後の展開がビックリでした。理不尽な話なので許せないのはわかるけど、ここまでするか・・・って思いながら読んでいました。そして、ラストまで読んでみてさらに驚きました。2013/08/20

白のヒメ

43
旅行代理店の人事担当者だった主人公が、リストラを告げた社員の家族が心中をする衝撃的な冒頭。そして急に場面は変わり、題名通り少女の誘拐へとつながっていく。少女の祖父は現職総理大臣。そしてあたかも日韓友好条約の締結という歴史に残る任務遂行の最中だった。一体どういうこと?と読み進める。二つの事象がどういう風につながっていくのか、全く予想出来ないからだった。一転二転する物語の真相には、結局、最後の数ページになるまで全くたどり着けず、えー?という呟きが何度口から漏れたことか。やられっぱなし感が満載でした。2017/12/18

Syo

41
これも テーマと作家から おそらく既読だと思うけど。 面白かった。 役職名が何度も 出てくるのは煩わしかった けど。2019/08/23

まぁし

40
最初冒頭部を読んだ限りではまさかあんな展開になるとは思いもしませんでした。日本の犯罪史上類を見ない大胆で無謀な犯罪計画。絶対に成功する訳ないとたかをくくってましたが、実は緻密に計算されてて「本当に成功するかも」と思い始め てからはドキドキの連続でした。犯人の目的が分からず、どういう着地をみせるのか気になっていましたが、多少無理があるかなと思った設定も、犯人の意図が分かって府に落ちました。終盤と冒頭の繋がりや伏線の回収もスッキリしていて良かったです。"罪を憎んで人を憎まず"的な感じがいいですね。2019/12/20

あすか

38
総理大臣の孫が誘拐された。犯人は旅行代理店をやめたばかりの秋月。日韓友好条約間際の厳戒態勢の中、秋月の要求は政府を混乱の渦に落とし込む。 最後には色んな意味でびっくりしました。普通のサラリーマンが総理大臣の孫を誘拐するという大掛かりなストーリーですが、じわじわ終焉を迎える頃には読む手が止まりませんでした。2017/03/25

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