内容説明
鈴木珠世二十九歳、独身、元ＯＬ。引きこもりの彼女は、仲間と贔屓のプロサッカーチームを応援するときだけ、生きている実感を味わえるのだ。ところが、試合当日、仲間のひとり、高校生のありさが何者かに殺された。殺人者は仲間の中に！？犯人捜しに乗りだした珠世を待ち受ける運命は…。実力派が五年ぶりに世に問う問題作！人間関係の裏に隠された現代社会の病巣。
著者等紹介
渡辺容子［ワタナベヨウコ］
東京都生まれ。東京女学館短期大学卒業後、会社勤務を経てジュニア小説家となる。その後、大人向けの小説に転身し、９２年『売る女、脱ぐ女』で第５９回小説現代新人賞受賞。９６年に『左手に告げるなかれ』で第４１回江戸川乱歩賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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あっ!chan
32
あれっ！犯人はそういう事？色んな細かい伏線があったけど、ちゃんと回収したんだっけ？なんかちゃんと理解出来ない唐突な解決編だっかなぁ〜結局主人公の珠代さんの事件を通した成長の様子を読まされている感じ…でした。でも面白くないわけではないんだけど…「魔性」からくる期待が高すぎたか？2020/02/26
ちょん
7
ん～。イマイチ。タイトルの「魔性」と魔性たる人物が一致しない。登場人物に魅力がない。唯一魅力的に思えた材料、主人公と母親との確執がいつのまにか、うやむやになっていて、残念。2012/09/13
キムチ猫屋
6
面白かったです。たまちゃんが健気で良いですね。ただ・・・犯人は、なんか「あれ？」って感じで現れて・・・もう一捻り欲しかったかな。サッカーはよく分からないんだけど、応援したい気持ちがイイナ～って思った。2015/11/26
シャム
3
着地はそこか！と気がつかず、たまたんの魅力に気がつけず。 でも、ありさちゃん好きですよ。2012/09/07
kazu
2
もう少し、犯人の前振りがあって良いのでは？ 突然犯人が出てきてしまい、最後が呆気なかった。2018/09/24
