内容説明
世紀末も差し迫ったある年の8月、サマーキャンプを楽しむ多くの男女の命が虫けらのように奪われた。被害者となった親睦団体「TCメンバーズ」のメンバーの中で、かろうじて生き残った2人の人間が語る「魔の山」双葉山での恐怖と謎に満ちた惨劇の真相を生々しく活写する衝撃のホラーサスペンス…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
65
『殺人鬼』はノベルスや文庫や新装版やら複数あるけど世に出た順番としてはこれが最初だったのね。自分個人はそれを最後に読むことになりました。あとがきが初々しい。2016/09/10
Kazitu
43
血みどろのスプラッタ―ものです。必要以上に残虐な方法で殺されます。しかし、仕掛けがあります。 最後まで我慢して読めば、ヘェ😮ッ、なるほどとなります。血みどろが我慢できればですが。😱💦2021/12/21
Tanaka9999
9
1990年発行、双葉社の単行本。スプラッターの描写は苦手だが、映像だと見ないとどうしようもないが、小説だと想像しないという選択がある分、耐えられる。この小説については、その描写をかき分けないと微妙な点に気が付かないかも。あと、あとがきの前に登場人物を始めとする「蛇足」があるので、整理するつもりでそこを見ちゃうと「作者の罠」がわかっちゃう。2022/10/25
カイエ
9
久々の再読。『殺人鬼』は、1がミステリーで2がスプラッタだと記憶していたのだけど、私の記憶違い。帯にあるように序盤から飛ばしまくりの壮絶スプラッタでした。でもここまでぐちゃぐちゃだとかえって現実味がなくなるというか、怖くも悲しくもなく。自分だったらどの殺され方が良いかなーなどと考えながら読みました。たまにはこういうのも良いですね。あとがきによると元は我孫子氏とのリレー小説だったとのこと。出版社が双葉社なのは偶然なのかな。2020/12/25
マサキ@灯れ松明の火
8
これぞ、スプラッタホラー!「13金のジェイソン」よりも…ある意味、残酷…だって、一息に殺してあげないんだもん…ジワジワと…(=_=;)2011/02/12