双葉新書<br> テレビが政治をダメにした

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双葉新書
テレビが政治をダメにした

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  • サイズ B40判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784575154085
  • NDC分類 310.4
  • Cコード C0295

内容説明

視聴率至上主義に走るテレビ局、政治家を怒らせ言質を取る田原的手法が蔓延し、日本の政治はダメになった。「TVタックル」に出演すれば選挙に勝てる…空虚なテレビ政治家が永田町を跋扈している。メディアと政治の堕落しきった関係を告発。

目次

第1章 視聴率に踊らされる政治家(政党のメディア戦略;3種類の政治番組 ほか)
第2章 テレビ報道の歴史と田原総一朗の功罪(テレビと政治の関係はいつから変質したのか;80年代中盤までの「ありのままを伝えていた」時代 ほか)
第3章 記者クラブに敗北した民主党(民主党政権失敗の原因はコミュニケーション不足;民主党は民主的過ぎた;民主党のメディア戦略と二つの大失敗 ほか)
第4章 渡邉恒雄の支配力に見る政治とメディアの距離(鈴木寛はプロ野球に口をはさむとんでもないやつ;ナベツネの「たかが選手が」発言 ほか)
第5章 原発テレビ報道が奪った命(熟議の民主主義とは?;非常事態に政治家はどう動くべきか ほか)

著者等紹介

鈴木寛[スズキカン]
1964年、兵庫県出身。東京大学法学部卒業後、1986年通産省に入省。中央大学講師等を経て、慶應義塾大学環境情報学部助教授に就任。2001年参議院議員に初当選し、現在2期目。民主党政権下では文部科学副大臣に就任し、スポーツ基本法などを制定した。超党派の「2020東京オリンピック・パラリンピック招致議員連盟」の事務局長、中央大学客員教授、大阪大学招聘教授なども務める。民主党を担う政策通、論客として注目されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nnnともろー

7
10年くらい前の本。ネタは古いが実態は同じ、というより一層悪化しているだろう。2023/11/10

hk

6
一昔前まで大衆迎合のばらまき政治を「パンとサーカス」だと揶揄したものだ。ところが昨今では政治家そのものが大衆の見世物となる「政局がサーカス型政治」が花盛りである。ちなみに昨年のベストセラーになった米澤穂信著「王とサーカス」はこのような政治・報道事情を風刺した佳作である。話を戻そう。小泉劇場と橋下劇場、この二つこそ「政局がサーカス」の典型例だ。小難しい政策は極力さけてひたすら政治家同士の離合集散をダシにする。そういった報道と話題を供給してくれる政治家が重宝される風潮。本書はそんな現況に警鐘を鳴らしている。2016/09/23

3
やっぱりなあ、という内容。意外と公平性のある内容だった。日本人くらいテレビを鵜呑みにしている国民は先進国では少ない。某国のテレビをバカにしている場合ではないねー。2013/07/16

きをふし

2
政治は答えや優先度を合理的に決められない葛藤のなかの問題を扱うものなのに、デジタル編集技術の使い方やYES/NOを迫るジャーナリズムはその正反対をいっている、という批判。葛藤を表しやすいメディアはなんだろう?2014/05/13

M

2
多くの東京都民が山本氏を支持したことで、落選していった鈴木氏。本書の内容全てに同意とは言わないが、田原総一朗氏のテレビのおける演出に対して「イエスかノーかを簡単に決められないところに政治があります。」と主張出来る政治家は、大切にすべきだったんではないかね。2013/11/01

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