内容説明
3・11という歴史的苦難に際して新聞はなぜ無力だったのか。その裏側には、ジャーナリズムの欠落という、日本の新聞が抱える根源的な問題があった。ニューヨーク・タイムズ東京支局長が明らかにする「新聞不信」の真実。
目次
第1章 青い目の3・11取材記(3・11あの日の私;茨城県大洗町で被災地からの第一報 ほか)
第2章 情報寡占組織・記者クラブ(世界でも稀に見る「記者クラブ」制度;世界中で高まった日本への不信感 ほか)
第3章 かくもおかしい新聞(日本経済新聞は「企業広告掲示板」;大企業の重役とベッタリ付き合う記者 ほか)
第4章 ジャーナリストがいない国(専門職としてのジャーナリスト;日本の記者は有名大卒のエリートばかり ほか)
第5章 日本の新聞生き残りの道(ブログの登場でアメリカの新聞が抱いた危機感;ソーシャル・メディアは敵でも味方でもない ほか)
著者等紹介
ファクラー,マーティン[ファクラー,マーティン][Fackler,Martin]
1966年、アメリカ合衆国アイオワ州出身。ニューヨーク・タイムズ東京支局長。イリノイ大学でジャーナリズムの修士号、カリフォルニア大学バークレー校でも修士号を取得したのち、96年からブルームバーグ東京支局、AP通信社ニューヨーク本社、東京支局、北京支局、上海支局で記者として活躍。05年、ニューヨーク・タイムズ東京支局記者、09年2月より現職。12年、3・11にまつわる一連の報道に関わった自身を含む東京支局スタッフはピュリッツァー賞国際報道部門のファイナリスト(次点)に選出された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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