目次
ペリー来航と守護職就任
保科正之公と会津藩の家訓
日新館と童子訓
八・一八と蛤御門の変
大政奉還と鳥羽伏見
会津戦争前夜
会津戦争
会津藩の品格と現代
著者等紹介
早川廣中[ハヤカワヒロナカ]
1935年(昭和10年)9月10日生まれ。一箕小、若松四中、会津高校、中央大学を経て早稲田大学大学院商学修士課程卒業。千葉商大助教授、中大教授、共立短大非常勤講師、会津短大非常勤講師、会津若松市長を歴任。現在は財団法人白虎隊記念館理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ようはん
4
会津若松市長、白虎隊記念館理事長を歴任した早川廣中氏が著者。白虎隊中心というよりは前半部分は会津戦争に至るまでの幕末期の会津藩の動向を解説し、後半に入り会津戦争を経て白虎隊の動向が語られる事になる。自分の父方は会津方面がルーツで近年は会津若松方面にて鶴ヶ城等の史跡を何度か訪れる機会があったが、まだまだ会津の歴史に関する知識は乏しいのが情けない。2019/05/12
masa
0
白虎隊の話かと思いきや最終章で、 「会津藩の果たしは役割は、(中略)現在の日本のように、官僚機構が行き詰まったので、それに取って代わる必要があった」 「官僚に綻びが出ていることが大きな問題になっているのです。その意味では幕末の日本と現代は類似しているのです」 と出版当時(2006年)の日本批判のようになっています。結論までそんなそぶりは全くみせず、ひたすら会津戦争の細かい描写が続くだけなので、『結論、そこ〜!?』ってなりました。 それなら現代と関連のある表現がもっとあってもよかった。2020/07/08