内容説明
舞台の上でうねりまくる大柄で豊満な女体〈B90W60H93〉は、わずかな黒い皮で乳と尻が覆われているだけだった。男たちはへらの淫靡な動きで色情狂に変えられていた。その帰り道、数人のやくざが女を殺害する場面にへらは遭遇した。やくざの抵抗を砕いて、へらは女の死体を抱え、夫三吉のいるアパートへ疾走した。女房とは対照的に三吉は小柄で痩せた貧相な男だが、ただものではない。女の死体には何らかの処理が施されているのを2人は、見逃さなかった。間もなく2人は地下室と思われる部屋に拉致されたが、そこの中心人物と思われる若い男・遙の背後には妖しい老婆が存在した。この時がへら・三吉夫婦と妖婆グレタ・遙師弟との対決の初めだった!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キー
7
1987年の菊地秀行作品。ダイナマイトボディのへら&貧相な小男の三吉夫婦を主人公にしたアクション小説。 非シリーズ作品ですが、単独作品としては主人公のキャラクターは弱い気がします。シリーズ作品3作品くらいあれば、この夫婦の魅力はもっと高くなったかもしれません。 この最強の夫婦が、自身の記憶も無くしていて、その正体が何なのかという興味で最後まで読ませますが、結局正体がわかっても、どういうこと?という感じになります。2023/08/09
ヱビス
5
ぶっとんだ展開において行かれそうになりながらも、なんとかついて行けた。 不死身の夫婦が魔術師相手に派手に暴れる。 卑猥な部分も多いが、ライトで読みやすい。2015/02/19
洪七公
2
既読本1987/06/24