PHP新書<br> 岩崎小彌太―三菱のDNAを創り上げた四代目

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岩崎小彌太―三菱のDNAを創り上げた四代目

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  • サイズ 新書判/ページ数 268p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569846583
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0221

出版社内容情報

三菱グループ150年――偉大な創業者を超えて、その伸展の礎を築いた四代目の経営の核心に迫る! 日本経済史の大家による評伝。

内容説明

150年の事業の歴史を支え続けるDNAはいかにして形成されたか―。波乱の時代、三菱の第四代社長は、自らの宿命に従いつつも、信念を貫き通す人であった。グループ企業としての完成や経営理念の確立において、継承者が、創業者を超えるほどの存在感を示した事例は、日本の経営史上でも稀有であろう。本書はその希代の経営者の事跡を辿る。企業の社会的責任について一貫した姿勢・考え方を維持し、社会のニーズに対応して需要者・消費者の利益に奉仕することを企業目的としたこの事業家から、時代を超えて、現代の経営者が学ぶべきところは多い。

目次

序 いまなぜ岩崎小彌太か
第1章 社長就任まで
第2章 社長就任と持株会社組織の確立
第3章 不況下の経営
第4章 恐慌から戦争の時代へ
第5章 戦時経済下の三菱
第6章 敗戦と財閥解体
結び 陣頭に立つ信念の人

著者等紹介

武田晴人[タケダハルヒト]
1949年生まれ。1979年、東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学(1988年、経済学博士)。同大学助教授・教授を経て、名誉教授。日本の財閥研究だけでなく、近世から現代までの日本の経済現象など研究対象は幅広い。1998年より三菱経済研究所の兼任研究員、2015年より同評議員をつとめている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

keint

10
岩崎小弥太の伝記。伝記とは言えども大正期から終戦直後までの経済や三菱財閥の状況も丁寧に説明されて参考になった。政治に関与しない、公正主義、国民の福利のための「奉公」などの彼の経営理念は現代でも十分に通ずると感じた。2020/09/30

鈴木貴博

1
三菱財閥の四代目で事実上最後の総帥・岩崎小彌太の伝記。第一次世界大戦中の大正五年に社長に就任し、その在任は事業の拡大、組織の整備と成熟、大震災、不景気、財閥への逆風、戦争、そして財閥解体に至る約三十年。激動の経済史とともに知ることができた。2020/07/16

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