PHP新書<br> なにもできない夫が、妻を亡くしたら―野村流・「ひとり」になる前にしておくべきこと

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なにもできない夫が、妻を亡くしたら―野村流・「ひとり」になる前にしておくべきこと

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  • サイズ 新書判/ページ数 228p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569840918
  • NDC分類 159
  • Cコード C0295

出版社内容情報

頼れる伴侶を亡くした時、いかに生きるべきか。名将として活躍した著者が著す、老いの生き方、孤独の楽しみ方。曽野綾子氏との「没イチ」対談収録。

野村 克也[ノムラ カツヤ]
著・文・その他

内容説明

2017年末、最愛の妻・沙知代さんが85歳で逝った。普段は財布も持たず、料理もしない「なにもできない夫」が、妻を亡くしたらどうすればよいのか―。「その日」はどんな夫婦にもやってくる。大切なのはそれまでに、支えとなる「ふたりのルール」を作っておくこと。野村家で言えば、それは「死ぬまで働く」「我慢はしない」「どんな時も『大丈夫』の心意気を持つ」などである。世界にたった1人の妻への想い、45年ぶりに訪れたひとり暮らし…。球界きっての「智将」が、老いを生きる極意を赤裸々に語る。巻末に曽野綾子氏との「没イチ」対談を収録。

目次

序章 君がいなくなってしまった日
第1章 四五年ぶりのひとり暮らし―男は弱いよ
第2章 孤独だった男が、沙知代に会って「ふたり」になった
第3章 なにもできない夫が妻を亡くす前に
第4章 妻がいない空白を埋めてくれたのは
第5章 老いは武器である
終章 ふたたび「ふたり」になる日まで
巻末「没イチ」対談 曽根綾子×野村克也―男と女、それぞれの伴侶を亡くした「その後」

著者等紹介

野村克也[ノムラカツヤ]
1935年、京都府生まれ。京都府立峰山高校を卒業後、54年にテスト生として南海ホークスに入団。現役27年間にわたり球界を代表する捕手として活躍。歴代2位の通算657本塁打、戦後初の三冠王など、その強打で数々の記録を打ち立て、不動の正捕手として南海の黄金時代を支えた。70年の南海でのプレイングマネージャー就任以降、延べ4球団で監督を歴任。選手を立ち直らせ、チームの中心選手に育て上げる手腕は「野村再生工場」と呼ばれ、ヤクルトでは「ID野球」で黄金期を築き、楽天では球団初のクライマックスシリーズ出場を果たすなど、輝かしい功績を残した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ykmmr (^_^)

127
ノムさんの本は、正直、書いてある事がほぼ同じ。読書家・文筆家ではあるものの、『小説家』ではないので、文章に飾りっ気はないが、『現実家』でもあったノムさんの正直な理論・見解が書いてある。ただ、この本は他本と少しばかり、中身が違う。ご本人史上、最愛の夫人に対して書いた本であるから。野村夫妻を見て、気付かされた事が2つある。1つは、「人柄以上に上に行くものは『相性』」。勿論、人柄が最も大切。しかし、相性的な事は「性格の『ソリ』」が関わる為、良い悪いだけでは語れないだろうという事。2022/11/27

Twakiz

31
ノムさんの現役時代は存じ上げない世代ですが監督としてのボヤキやあの古田捕手を育てたデータ野球などはまだ記憶に新しい.このようなご夫婦だったのですね.故サッチーさんのインパクトは在り過ぎ・・でした.本はご夫婦のなれそめや裏話から「ノムさんのボヤキ」や人生訓や説教?までいろいろを含むもので,派手さはないけども謙虚さのある語り口は自分は好きです.もう80になられたのですね.ぜひ長生きしてください.2019/03/10

緋莢

20
図書館本。2017年12月に亡くなった妻・沙知代との出会いや色々騒動があった夫婦生活、そして、妻を亡くした夫についての事などが書かれています。評論家、そこからヤクルトの監督になったのが、妻からのアドバイスのおかげだった等、著者にとって妻の存在が非常に大きかったというのがよく分かりました。<「最近の若い奴らは…」、「昔はこうだった」このふたつは口にしないことだ>や「物忘れは進化のひとつ」等、著者の心構えの部分も興味深かったです。2019/03/01

あお

7
40年以上も夫婦をやっていれば、それほど話すことがないのはがふつう。仕事に救われる部分が大きかった。自分は弱いことを自覚し、認め、受け入れれば、自分でできること、できないことが明確になる。弱さを受け入れれ、自分の中で消化ひて上手に付き合い味方につけること。暮らすときは下を向いた方がいい。多くの人に支えられてきたからこそ、今の自分があるという謙虚さ。我以外皆我師。自分から心を開かない人間になるためには、どうして相手が入ってこようとするだろうか。人間は残忍の友を持て。耳に痛いことでも直言してくれる人。2019/01/05

パスカル

7
良くも悪くもサッチーとの出会いがノムさんの人生を一変させたことは間違いないと思う。ノムさんを指示待ち人間にしてしまうサッチーの剛腕恐るべし。ノムさんにゃ、まだまだ元気に球界のご意見番として苦言を呈す存在であってほしい。願わくば、どっかの高校で監督になる姿が見てみたいな。規則とか規定なんてすっ飛ばして高校球児を託してもいいと思うけどなー。2018/12/09

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