PHP新書<br> 辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術

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PHP新書
辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術

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  • サイズ 新書判/ページ数 217p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569824840
  • NDC分類 810.4
  • Cコード C0281

出版社内容情報

『三省堂国語辞典』編集委員を務める著者が日々出会う日本語について、言葉や挨拶、表現方法、敬語など幅広くさまざまに語る。

【著者紹介】
日本語学者、辞書編纂者、『三省堂国語辞典』編集委員

内容説明

日々、ことばと暮らす著者が、ことばと向き合い、さらに使いこなす。気になる日本語として「あやまる」と「わびる」の違い、紋切型の表現について、敬語を省略して使う、穏やかに注意する方法のほか、漢字と仮名の使い分け、読点(、)の付け方、辞書の活用法等、多岐にわたって提案。さりげないけれど、知っているとお互い気持ちよく過ごせる表現方法が満載!『三省堂国語辞典』編集委員の著者が探究する、今よりちょっと上の日本語生活。

目次

第1章 コミュニケーション―相手との距離を近づけることば(敬語をうまく省いてみる;挨拶はどうして必要なのか ほか)
第2章 分かりやすい表現―確かに伝える方法を考える(簡単なことばで表現する;漢字と仮名の使い分け―私の場合 ほか)
第3章 ことばを蓄える―知って、調べて、味わう(なぜ本を読むべきなのか;古典は間違ってもいいから音読を ほか)
第4章 ことばの基礎知識―もっと掘り下げて考えるために(名前と実物とは関係がない;大事に使えばことばは長生きする ほか)
第5章 ワードハンティング―アンテナを張り巡らしてみる(知らないことばと出合ってみよう;辞書から漏れていた日常語 ほか)

著者等紹介

飯間浩明[イイマヒロアキ]
1967年香川県高松市生まれ。日本語学者・国語辞典編纂者。『三省堂国語辞典』編集委員。早稲田大学第一文学部卒。同大学院博士課程単位取得。国語辞典の編纂のため、活字・放送・インターネット、さらには街の中などから、あらゆる日本語を「用例採集」する日常を送る。国語辞典に関する発言も多い。NHK Eテレ「使える!伝わるにほんご」講師を務めるなど、国語・日本語教育番組にも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばりぼー

31
敬語がうまく使えることは必要だが、仕事を離れて相手と親しく話をする時まで敬語のままだと堅苦しい。敬語を省くコツは、①しまいまで言わず、動詞をぼかしておく。「もう昼ごはんは召し上がりましたか?」を「◯◯さん、もう昼ごはんは?」とぼかしておく。②独り言の形式を使う。「ああ、お腹が空いてきた。」と誰にともなくつぶやき、それから「◯◯さんは?」と付け加えれば、敬語も使わずなれなれしくもない言い方になる。「お疲れさま」は時と場合により、「してくれた」人には「ありがとうございます」と感謝の言葉を述べるのが適切である。2019/04/20

友蔵

14
言葉とは面白いものだなと思う。使う言葉は、その人の顔を作っていくものだから、沢山の言葉と出会って感性を豊かにしたいものだなと感じた。2022/03/31

morinokazedayori

14
★★★★言葉は移り変わるもので、流行り廃りがあったり、同じ言葉でも世代によって肯定的な意味合いや正反対な否定的な意味合いを持ったりする。様々な分野の多くの本を読んだり、巷で使われている言葉に敏感になり語彙や語感を増やしていくことで、理解力や表現力が増していく、という内容。 小説と映画『舟を編む』に触れ、辞書編集や細やかな日本語表現に興味を魅かれた。日本語を使いこなすということは、あらゆる分野に精通することに他ならない。日々是研鑽だな、との思いを新たにした。2015/07/25

ちんれん

12
三省堂国語辞典の編集者が書いた日本語にまつわる面白エッセイ。夜な夜な風呂や寝床で楽しく読めた。時代とともに変わる言葉の数々。辞書が買いたくなるし、学生時代に使ってた外国語の辞書を引きたくなる。方言や若者言葉新語についての本も読んでいきたいな。2015/06/06

HMax

11
思いの外、ためになる話しが沢山ありました。 何も話題がないようなときに「少しだけ困っていることを聞く」、出来るだけ分かりやすい表現(中学生にでも分かる)を心がける。 「少しだけ困っていることを聞く」というのを、すぐに試してみたんですが、非常に反応が良かったです。 あと、こんな本でも「テレビの説は鵜呑みにしない」とありました。 本当にTVはあてになりませんね。NHK、民放にかかわりなく、いい加減な内容であったり、自分の思う方へ誘導しようとしたり、でTVに対しては常に疑って見ないといけませんね。2015/11/11

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