「諜報の神様」と呼ばれた男―連合国が恐れた情報士官・小野寺信の流儀

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「諜報の神様」と呼ばれた男―連合国が恐れた情報士官・小野寺信の流儀

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  • サイズ B6判/ページ数 378p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569820972
  • NDC分類 391.6
  • Cコード C0030

出版社内容情報

第二次世界大戦で「枢軸国側諜報網の機関長」と恐れられた日本軍人がいた! なぜ、それほどの活躍ができたのか。その秘密を解き明かす。

【著者紹介】
産経新聞編集委員

内容説明

イギリスの情報機関が徹底監視の対象として“個人ファイル”を作った唯一の日本人武官…なぜ彼は、各国のスパイたちと「情のつながり」を築けたのか。連合国が恐れた情報士官小野寺信の流儀。

目次

序章 インテリジェンスの極意を探る
第1章 枢軸国と連合国の秘められた友情
第2章 インテリジェンス・マスターの誕生
第3章 リガ、上海、二都物語
第4章 大輪が開花したストックホルム時代
第5章 ドイツ、ハンガリーと枢軸諜報機関
第6章 知られざる日本とポーランド秘密諜報協力
第7章 オシントでも大きな成果
第8章 バックチャンネルとしての和平工作

著者等紹介

岡部伸[オカベノブル]
1959年、愛媛県生まれ。1981年、立教大学社会学部社会学科を卒業。同年、産経新聞社に入社。東京本社社会部記者として警視庁、国税庁などを担当後、米デューク大学、米コロンビア大学国際関係大学院東アジア研究所に客員研究員として留学。米グランド・フォークス・ヘラルド紙客員記者、外信部を経て1997年から2000年までモスクワ支局長として北方領土問題などを現地で取材。社会部次長、社会部編集委員などを務め、現在は、東京本社編集局編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マエダ

51
真逆と思われる信頼や人間力が諜報の世界では重宝されている。。。老いかな。2018/12/05

南北

31
「バルト海のほとりにて」で小野寺信少将のことを知ったのがきっかけで読むことにしました。小野寺の足跡を追うことで戦前の日本の諜報活動の一端を明らかにしています。独ソ戦でドイツが敗北する話やソ連が対日参戦する情報を連合国の一員だったポーランドから提供されていたのに参謀本部が全く生かせなかったのは印象に残りました。また諜報活動には活動資金(青天井だったようです)と誠実な人間関係を構築することが重要だったというのがよくわかりました。2019/08/22

Mark

19
どんな仕事でも共通的に最重要なのは人間関係、ということを改めて思わされる良書でした。大東亜戦争は、始め方よりもむしろ終わらせ方を大失敗したのでした。連合国側がヤルタ密談で、ソ連の対日参戦を決めたという情報を、直後に伝えた小野寺少将の電信は中枢に届かず、日本は破滅的な終戦へと向かう。ロシアは条約を守らないやくざな国ということ。欧州における常識で、それは現在にも通じる。スターリンも、プーチンも同様に野蛮。学ぶべき教訓の一つ。2022/08/22

masabi

16
【要旨】諜報の神様と慕われた小野寺信氏の活躍記。【感想】語学力と仕事を超えた面倒見の良さで時に敵対国のエージェントからも情報を得て独自のネットワークを作った小野寺氏。ヤルタ密約や原爆の情報を掴むなど情報収集能力が卓越しているのに対し上層部が情報を活かすことのできなかったのが悔やまれる。文章が重複する箇所が多々あること、事実評価に疑問がないわけでもないがインテリジェンスを知るための一冊としてはいいのではないか。最初に小野寺氏への批判が妥当でないことを示してほしかった。2016/11/12

犬養三千代

7
大きな業績、、それを活かしきれなかった大本営に残念な気もするが、活かしてきたならばどんな日本になったか?負けて良かったと思うことにしよう。 しかし、素晴らしい外交官だった。 2019/09/28

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