出版社内容情報
ベストセラーシリーズ最新刊! iPS細胞、DNA、ヒトゲノム、遺伝子組み換え食物、クローン動物など、遺伝子のふしぎがわかる一冊。
【著者紹介】
サイエンス作家
内容説明
長寿遺伝子があるって本当!?、キメラ動物を作ることは可能か?DNA捜査は信用できる?、iPS細胞と「細胞の運命」。読みだしたらとまらないスリリングな遺伝子のはなし。
目次
1 面白くて眠れなくなる遺伝子(面白い名前の遺伝子たち;長寿遺伝子があるって本当!?;猫とクローン動物 ほか)
2 スリリングな遺伝子のはなし(遺伝子検査で分かること;遺伝子治療の現在;ウイルスのはなし ほか)
3 「遺伝学」とDNAをめぐる冒険(遺伝学の祖メンデル;「遺伝の法則」が見つかるまで;遺伝子と染色体のあいだ ほか)
著者等紹介
竹内薫[タケウチカオル]
サイエンス作家。「科学応援団」として、テレビ、ラジオ、講演などで活躍中
丸山篤史[マルヤマアツシ]
1971年生まれ。大阪大学大学院医学系研究科単位満了退学。医学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きみたけ
38
「面白くて眠れなくなる~」シリーズ。遺伝と言えば「メンデルの法則」程度でさほど造形のない私でも楽しめました。内臓逆位のサウザー遺伝子(北斗の拳のサウザーやん!)、変異体が孵化したとき全身が針だらけなのでソニックヘッジホッグ遺伝子など遺伝子のおもしろ命名に爆笑です。「殺菌」は菌を減らすことで「滅菌」は菌を無くすこと、勉強になります💦 コロナ禍で有名になったPCR検査、必要な遺伝子領域のDNAだけを簡単に増幅できるポリメラーゼ連鎖反応(PCR法)でノーベル賞を受賞したのがサーファーだったのに驚きです。2021/05/09
あおい
18
眠れなくなるほどではなかったがまあまあ面白かった。高校の生物基礎の教科書に載っているくらいのレベルから難しめまで様々。生物学者たちの様々なドラマも見どころ。(推しはフランクリン。)初心者としてはちょうど良く感じたが、詳しい人には物足りないと思われる。2018/11/30
ノリピー大尉
16
微生物の性は多い。ゾウリムシの性別は16種類。ウイルスが細胞に侵入することを感染という。「DNAが一致した」という表現は不適切。DNAの一部が一致しただけなので100%の断定は不可能。 2020/02/29
かおりん
14
苦手な分野なので、やっぱり難しくて頭に入らず。おもしろいところを見つけられなかった(T-T)ヨーダ遺伝子、サトリ遺伝子、寿司遺伝子、ピカチュリン遺伝子など面白い名前がある。三毛猫のオスがとても珍しいわけ。クローンビジネスは失敗。遺伝的要因より環境要因のほうが発ガンリスクとしては大きい。タバコより怖い発ガン性物質はカビの毒。これはナッツ類や穀物に生える。開封して表に出したものはさっさと食べる。ゲノムとは生物を形作る一そろいの遺伝子。メンデルの法則は血液型でも説明できる。2017/12/02
クサバナリスト
14
少し難しいところもあったがとても分かりやすかった。本シリーズの他の書籍も読んでみたい。2016/02/02