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疑う力―ビジネスに生かす「IMV分析」

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  • サイズ 新書判/ページ数 215p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569803517
  • NDC分類 141.5
  • Cコード C1234

出版社内容情報

ビジネス・人生で成功するためには、「疑う力」が必要だった! 「疑うとは何か」から解き明かし、「疑う力」の習得法まで一挙公開。

【著者紹介】
東京大学先端科学技術研究センター教授、NPO法人日本国際ムダどり学会会長

内容説明

相手の言葉を“バスケット”に放り込む。二者択一ではなく、第三の道を探す。「会議で決まりました」には要注意…etc.“自分のアタマ”で考える人が成功する。「渋滞学」を提唱した科学者のロジックを大公開。

目次

第1章 まず「疑うこと」から始めよう(「経路案内サービス」を信じた私の大失敗;「人を見たら泥棒と思え」 ほか)
第2章 「IMV」を使って科学する(「疑う」とは意図的に「M≠V」とすること;「受け手」と「伝え手」の関係は、全部で五通り ほか)
第3章 数字、統計データには要注意!(「私は数字に弱いんですが…」;高すぎる普及率、低すぎる普及率が生まれる理由 ほか)
第4章 失敗を成功につなげる(IMV分析で、自分の失敗パターンを知る;「疲れているんじゃないか?」 ほか)
第5章 矛盾とともに生きる―trust and doubt(大胆に行動することが成功につながる;人間関係はオープンマインドで ほか)

著者等紹介

西成活裕[ニシナリカツヒロ]
東京大学先端科学技術研究センター教授。NPO法人日本国際ムダどり学会会長。1967年東京都生まれ。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。博士(工学)。山形大学、龍谷大学、ケルン大学理論物理学研究所(ドイツ)を経て現職。専門は数理物理学。さまざまな渋滞を分野横断的に研究する「渋滞学」を提唱し、著書『渋滞学』(新潮選書)は講談社科学出版賞などを受賞。国際学会誌に論文を多数発表。また、日本テレビ『世界一受けたい授業!』など多くのテレビ、ラジオ、新聞などのメディアでも活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

125
「渋滞学」を生み出した先生の本。序盤は事例が多くてくどいし、専門は数学なので不等式を使った非常にリクツっぽい説明が続くが、そこらへんを我慢して読み進めていくと、1冊の本としてはなかなか良い出来栄えだった。メッセージは「疑う気持ちと信じる気持ちのバランスを取りながら考えましょう。そして、それらが同時の存在する矛盾を丸ごと抱えてしまいましょう」というもの。あと、とりあえず仕入れた情報はすぐに信じるのではなく、「とりあえずバスケットに入れておく」という表現がわかりやすかった。2016/02/17

Koki Miyachi

7
「渋滞学」でテレビ出演もした筆者による本。何とか力というタイトル流行っていますね。ありがちな人生指南本に陥らず、学術的な語り口で幅広い知見を紹介していて、軽めではあるが最後まで楽しんで読める。ケプラーの法則を数行で導くという論理の天才、ロシアの理論物理学者レフ・ランダウに興味が湧いたのが一番の収穫。新しい知の世界に繋がる一冊だと思う。2015/06/21

Makiko Ishihara

3
私は、本当によく騙される。 あらゆる商業活動は良心に基づいて営まれていると信じたいし、自分に関わる人は、全て善良だと信じたいティディー・ベア。 この本にはあらゆるだまされパターンが事例としてわかりやすく書かれていて、大変参考になる。 けれども単純に疑う技術を押し売りするものではなく、「思考停止せずに、別の角度からものをみてごらん」という提案であり、救われる。 これからもたくさん信じると疑うを繰り返しながら、成長したいと思った。 「生物の長い進化の過程で生き残れる種とは、強いものでもなく、賢いものでもなく2012/11/01

SS

2
疑うということは、多面的且つ多義的であること。しかも、悪いことでないのみならず良い面・役立つ面もあることを主張。人間関係の「嘘も方便」や物理の「ニュートン力学から相対性理論」。必要条件としては「思考をとめないこと」と「メッセージを一旦バッファーしとく」こと2015/01/17

モットヒカリヲ

2
風が吹けば桶屋が儲かるということを知ってはいたが、論理を理解していなかった自分の無知さに気づかせてくれた本。本の中身は濃いという一言に尽きる。IMV理論を何度も読むことで無意識に使いこなせるまで訓練する。2012/06/09

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