出版社内容情報
生涯にわたり無私を貫いた思想と言葉。
企業の再建をはじめ、経団連会長、第二臨調会長として活躍し、日本の構造改革を実現させた土光敏夫の生き方と思想を学ぶ。
1950年、大赤字・給料遅配・スト続きで苦しむ石川島重工業(現IHI)の社長に就任した土光氏は、「ミスター合理化」と呼ばれるほどの経営合理化で再建を果たす。その後、東京芝浦電気(現東芝)の社長に就任、さらに長年にわたり経済団体連合会会長などを務め、日本経済の発展に尽くした。また、81年、会長に就任した第二次臨時行政調査会では、国鉄の分割民営化や三公社の民営化で日本の構造改革を実現させ、「行革の鬼」との異名をとっている。しかし、その生活ぶりは質素で、潔い人生観もうかがえる。何ごとがあろうとも信念を貫き、大願を成就させた強い意志と行動力の源泉を、200篇の言葉で探る。政治や経済の仕組みが大きく変わろうとしているいま、土光氏の考え、発言は、これからの日本を考える上でも、大きな意味を持ってくるに違いない。
●まえがき ――土光陽一郎
●第一部 人生について
●第二部 経営について1 ――「人の上に立つ」ということ
●第三部 経営について2 ――「組織を動かす」ということ
●第四部 行革について
●出典一覧
目次
第1部 人生について(一日一日にけじめをつける;二度とない人生 ほか)
第2部 経営について1―「人の上に立つ」ということ(好ましい上長;十年先のカレンダー ほか)
第3部 経営について2―「組織を動かす」ということ(社長の位置;報告の義務 ほか)
第4部 行革について(地獄の釜の底からみているぞ;なぜ行革が必要か ほか)
感想・レビュー
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とみやん📖
ikedama99
みほ
ikedama99
Na Ra Be