感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コットン
54
ﾄｼｷさんのオススメ本。住宅設計における個性溢れる多様な考え方とそのアプローチの仕方を垣間見れて面白い！ 特に森山邸…SANAAとしても活躍する西澤立衛さんの所々開口部がある大小様々な10個の白い箱の住宅がキュート過ぎる!。 東雲キャナルコートcodan2街区…伊東豊雄さんのsohoタイプ・メゾネットタイプ・プライベートテラス付きタイプなど多様なプランの住宅でありながら洒落た統一感が素敵な住宅。 素材/構法の章ではアルミ・紙・プラスチック・コルゲートそれぞれの素材の住宅例も斬新。2018/08/25
佐島楓
14
現代アート風の住宅から、書斎を中心とした住宅まで、さまざまな建築物が写真と設計図と共に紹介されている。建築家とは自分の主義主張を盛り込みつつ、そこに住んでいく人に対しても常に家を「造る」ことを要求する（建築物だけではなく、住人含め、ひとつの作品）職業なのだとわかった。なかなかエキサイティングな仕事だ。2012/08/23
ソーニャ
3
建築の本を読もうと思っていて、まずは住宅だろうと思い手に取った。 10のテーマごとにいくつかの住宅を取り上げ建築家のヴィジョンを説明したもの。 自分の中に言葉の面でも図面の面でもボキャブラリーが足りなくて、頭に入りにくい所もあった。もっと平面図を見て建物が立ち上がるようにしたい。 一般的な注文住宅に込められてるテーマは今に結びついているのに対して建築家のテーマは現在を脱却して未来へ向かおうとしている、という一文は住宅を読み解く上で役に立った。2018/12/17
はすのこ
3
色々な建築物に触れられて良い。ちいさな家に住みたい。インスピレーションが刺激される良書。2016/01/05
さきん
3
イラストと見取り図、解説で、いろいろな建築、建築家を紹介しており、さまざまなデザインを楽しめた。特に家族構成の移り変わりや近所との関わり合いを研究した設計やテーマ性を持った集合住宅はすばらしいと思った。残念に思ったのは、日本において個々の建築物においては、自由な設計、施工がおこなわれているが、全体の景観としての統一性にいささか欠けており、もっと土着的な建築物が提案されていないことは残念に思った。2015/07/05
