PHP新書<br> トヨタの社員は机で仕事をしない―職場が変わる、成果があがる!

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PHP新書
トヨタの社員は机で仕事をしない―職場が変わる、成果があがる!

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  • サイズ B40判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569700878
  • NDC分類 336.04
  • Cコード C0234

内容説明

会社の中には「お役所仕事」がたくさんある。工場などの直接部門が、一円一銭のコスト削減を毎日続けている一方で、間接部門のデスクワークはあまりに非効率で、改善のスピードも遅い。ムダな会議や書類作業の多さ、部門の連携の悪さ、経営資源の浪費…。そんなホワイトカラーの悪弊を、トヨタ式ならどう変えるのか?ムリ、ムラ、ムダが現場以上に多い間接部門の「改善」方法を、会社の全体最適の観点から、具体例をあげて示す。「知識の人」から「実行の人」へ。意識が変われば仕事のやり方は格段に変わる。

目次

1章 「低効率」デスクワークの改革―個別のムダより「全体のムラ」から改善する
2章 慢性「人手不足感」の解消―「やったら」と「やめたら」の発想バランスをとる
3章 書類と情報「過剰」の改善―「必要なら」でなく「毎日」現場に足を運ぶ
4章 ラインとスタッフ「密接力」の強化―知識より「意識」で組織をまとめていく
5章 「気づく力」「考える力」の急伸―「課題なき報告」「フォローなき解決」を認めない
6章 「全体最適」意識の定着―「上司のため」「会社のため」を根絶せよ

著者等紹介

若松義人[ワカマツヨシヒト]
1937年宮城県生まれ。トヨタ自動車工業に入社後、生産、原価、購買の各部門で、大野耐一氏のもと「トヨタ生産方式」の実践、改善、普及に努める。91年韓国大宇自動車顧問。92年カルマン株式会社設立。現在同社社長、中国西安交通大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

テイネハイランド

9
図書館本。昨今明らかになりつつある日本国内の産業弱体化とは無縁の、トヨタ・グループの強さの理由である「トヨタ式教育」について、間接部門の競争力向上策も含めて述べた一冊。この本で書かれているさまざまな格言は、ある意味仕事のイロハであると思われますが、それが実行されていない職場環境が、あまりにも多いのではないでしょうか?こうしたトヨタメソッドを教育の現場から水平展開して、日本人のDNAとしていくことが、日本の国際競争力向上や格差是正につながるのではないかと真剣に思いました。大野耐一氏の本も読んでみたい。2015/07/20

Humbaba

9
仕事をするときには,それを使う人間の姿を想像する必要がある.各個人が最適であろう行動をしたとしても,それはあくまでも部分最適に過ぎず,全体最適からはかけ離れたものとなることが多い.そのため,実際に現場を見ながらかいぜんを行うことが非常に重要になってくる.2010/11/10

しんぺい

7
スタップのための十箇条 1.この仕事はなんのため。2.お客様は誰か。3.原価意識を持て。4.知恵をつけろ。5.現場に関心を持て。6.仕事の見える化、標準化を進める。7.絶えざるベンチマークを。8.問題を先送りにするな。9.一人で悩むな、百人で悩め。10.自分を凌駕する部下を育てる。2018/03/01

Humbaba

6
本当に大切な情報は,書類の上には表示されていない.本当の答えはあくまでも現場にこそある.机の上でいくら考えたことであっても,実際にその通りに動くという保証は全くない.計算が不要とは言わないが,それよりも現場を見て問題を発見することのほうがより重要である.2011/10/20

GELC

5
間接部門に属する自分としても、耳の痛い諫言ばかり。もっと現場主義、効率化を進めないと、読むとモチベーションが上がる、というか、危機感が募る。ただ、まあ、やっぱり自分(トヨタ)が一番というスタンスが常に感じられるところはどの本でも一緒だな。2014/01/11

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