PHP新書
グーグルが日本を破壊する

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569697734
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0230

内容説明

世界でもっとも利用され、過去のどの会社とも比較にならない膨大な量の情報を扱っているグーグル社。検索連動型広告という新しいビジネスモデルによって、時価総額二六兆円の大企業となったグーグルは、世界中の情報を支配することで、世の常識とルールを破壊しつづけている。テレビ、CM業界、新聞、ケータイ、パソコン…。創業十年の一企業が日本型社会システムの根幹を大きく揺るがそうとしているのだ。私たちの身近な世界は一体どう変わるのか?創造的破壊の現場から新しい社会像を展望する。

目次

1章 グーグルはあなたをどう「操る」のか―グーグルvsプライバシー
2章 グーグルはいつ没落し始めるのか―グーグル像vsグーグルの現実
3章 つまらないテレビをグーグルは変えるか―グーグルvsテレビ
4章 高収入で独占的な業界ほど破滅が近い―グーグルvsCM業界
5章 携帯電話になにかが入りなにかが出ていく―グーグルvs携帯電話
6章 新聞社がつぎつぎ倒産する日―グーグルvs新聞
7章 「日本型企業」マイクロソフトの落日―グーグルvsマイクロソフト
8章 グーグル後に勝つ日本の技術―グーグルvs次世代

著者等紹介

竹内一正[タケウチカズマサ]
1957年岡山県生まれ。徳島大学大学院工学研究科修了、米国ノースウェスタン大学客員研究員。松下電器産業にエンジニアとして入社。VHS、PC用磁気記録メディアの新製品開発、海外ビジネス開拓に従事。その後アップルコンピュータ社にてプロダクトマーケティングに携わる。日本ゲートウェイ、メディアリングTCの代表取締役などを歴任後、コンサルティング事務所「オフィス・ケイ」を設立。新製品開発、ビジネスプロセスの改革など「新たな価値」を生み出すことをテーマとした独自のコンサルティング活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

5
インターネットの発達は,世界を大きく変貌させた.特に,今までは特権的な力を有していたマスメディアは,その地位が揺らいでいる.うまくこの波に乗ることができなければ,いくら強大な力を持っていたメディアであっても,衰退していってしまうかもしれない.2012/05/26

030314

2
2008年の本なので、現在はもっと先へ進んでいても良いはずだが、window office はそのまま健在で、PCとタブレットとスマホとガラケーと4個を持ち歩くちょっとうんざりする生活を、予想はできなかったみたいですね。2017/02/14

くりのすけ

2
タイトルからグーグル脅威論ではないかと感じさせるが、読み進めるとそうではないことがわかる。要するに、グーグルでなくとも別のネット企業が出現し、旧態化した日本マスコミを一蹴するであろうということだ。どちらかと言えば、IT業界というよりはマスコミへの警鐘を鳴らしているかもしれない。2016/05/02

mohi

1
目の前にある情報を信じてしまいがちだけど、Googleにしても他の競合業界にしても目に見える様相とは違うかもしれない。著書内にあるように、日本人には弱気遺伝子があるかもしれないが、ネット社会、メディア選択においては強気でいく必要がある。特に気になるのは、今後のネット広告によるテレビCMへの影響によって、どう変化していくか。上手くいっている時こそ追撃される危機感が必要なのかもしれない。2014/11/19

ふろんた

1
グーグルの脅威論かと思ってましたが、既存メディアへの警鐘です。3年前の本で、本書に近い形で変化していると思いますが、旧態依然とした既存メディアもまだまだ崩れませんね。2011/05/26

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