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社会脳―人生のカギをにぎるもの

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  • サイズ 新書判/ページ数 286p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569693385
  • NDC分類 361.4
  • Cコード C0230

内容説明

現代人の脳に異変が起きている。若者たちに広がるいじめ、ひきこもり、ニート問題の背景には何があるのか?じつはパーソナリティ(人格)の根底にある“社会脳”が育たなくなっており、そのことが現代人のストレスや生きづらさに深くつながっているのだ。学力低下にしても、たんなる知的能力の問題ではないという。いかにして現代人は“社会脳”を健全に育てることができるのか、最新の研究成果をもとに具体的に解き明かす。身近な人と目を合わせ、笑顔で語り合うだけで、あなたの社会脳は活発に働きはじめる。

目次

第1章 社会脳とは何か―人とモノを区別する脳
第2章 なぜ人は距離をとるのか?―危険回避のシステム
第3章 なぜ心の痛みは必要なのか?―愛着と共感のシステム
第4章 なぜ人は心をもつのか?―心の理論と共感性
第5章 できる人とできない人の違いとは?―実行機能と社会性
第6章 なぜ人は危険な誘惑に負けるのか?―報酬系と情動制御
第7章 ヒトはどこへ向かうのか?―分岐点に立つ社会脳
おわりに―社会脳を鍛えて生き残れ!

著者等紹介

岡田尊司[オカダタカシ]
1960年、香川県生まれ。精神科医。医学博士。東京大学哲学科中退。京都大学医学部卒。同大学院高次脳科学講座神経生物学教室、脳病態生理学講座精神医学教室にて研究に従事。現在、京都医療少年院勤務。臨床医として、若者の精神的危機に向き合う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジュリ

2
脳機能が人間の行動に影響を与えている。うつ状態、薬物、ゲーム、養育環境などが脳に影響を与える。2017/03/30

きゃみ

1
脳のこととか詳しく書いていておもしろかった。2012/04/30

cielbleu

1
「ゲーム脳」みたいな本。2009/04/05

ケンチャン

0
少子化、核家族化などで、社会的体験を積むことが少なくなった子供たちが、社会脳が未発達なままで成長し、社会的に様々な問題が起こるようになったと述べている。今後の日本を考える上で、参考になる本だと思う。2015/12/18

冴えない男の育てられ方

0
特に実行機能に関しての話が興味深かった。自分に思い当たる部分も多く、改善しなくてはならない点を表面化させるために良い本だ。2013/02/15

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